第55話 またあした
アクセス数がいつの間にか3万5千突破してました
過去1読まれてるのでプレッシャーえぐいですが
これからも頑張ります!!!
【麗奈達が先生に相談してる頃、一色視点】
「はぁぁぁぁぁぁぁあ〜……が、ち、で、ダルい!!!」
ウチは学校の屋上で大声で発散させると
そのまま床に寝そべる
チビ…雪乃がウチの顔を覗き込む
「大変ですね」
「てめぇの連れのせいだろうが」
「見てる分にはおもろいで?なぁ流」
「い、いえ、大変そうで見てられないと言いますか」
「くそ……やっぱやるんじゃなかったぜ……」
「えー?そーかな?意外と楽しいよ?」
紅葉はそんなこと言うし
忍先輩は何か責任を感じてるのか正座してスマホいじって何も言わねえし
こっちはな、腕抱きつかれた時に
両側から感じる柔らかい感触に我慢しないといけねぇんだぞ
その辺の男に頼まなくて良かったぜ……
あれは並大抵の精神じゃ持たない
「でもお姉ちゃん達、凄く複雑な顔してた、あれ凄く効いてると思うよ」
「ならいいんだけどよ……」
「えー愛華ちゃんが本当に告白されたらどーしよーあたし〜〜!ね、忍先輩!」
「…………へ?あ、あぁうん!どうしようね〜」
「忍先輩、しんどいなら普通に麗奈先輩の方行った方がいいんじゃねぇの?」
「え!?いや、しんどい訳じゃないんだ!むしろ付き合うってこういう事なのかなって……」
忍先輩真面目すぎるだろ
ウチは付き合っても抱きついたりとかしないから
よく分からないな
というか愛華と付き合えたらウチ何するんだ……?
想像つかない
「先輩、誰かと連絡してはるんすか?」
「よく気づいたね……まあ、お母様と……」
「お昼時間に珍しいですね」
「うん、今すぐに帰ってこい。帰ったら話あるって。なんだろう……」
今すぐに……???
早退しろってことか
「ウチが先生に言ってこようか?」
「大丈夫、どうせ教室行かないといけないし。ありがとう」
忍先輩はそのまま帰ろうとすると
屋上に麗奈先輩が来る
「あ、忍……」
「あれ、麗奈、遅かったね。どこかで食べたの?」
「あぁ……その、忍、話があるんだ」
「え…ごめん。私用事があって帰らないといけなくなったんだ。また明日ね」
麗奈先輩の静止を聞かずにそのまま帰る忍先輩
麗奈先輩は何か言いたげだったけど
諦めてウチらを見ることも無く帰ってしまった
なんか、余計に修羅場になってて怖いんだけど
どうなっちまうんだあの2人……
「わざわざ早退させてまでの用事ってなんだろうね?」
「お嬢様だし、なんかお偉いが来るとかじゃね?」
「えー!なんか実感わかないけど、本当に凄い人だよね」
「実感わかないは失礼だろ」
麗奈先輩が弁当持ってないってことは
愛華達と食べたのか?
それで忍先輩に用って……
すれ違い起きそうだな……明日いつも通りになればいいけど
そう思ったが、忍先輩は次の日
学校に来なかった




