第47話 忘れもん
急な鼻炎による体調不良で1日休ませてもらいました
たまーにあるのでその時はご容赦ください
その時は活動報告に載せると思います
そんなことより、祝!四半期でのランキングにくい込みました!
3ヶ月目に突入で行けてるからやっぱこの作品おかしいです
これから仕事と小説とプライベートの両立が難しくなりそうなんですが
マイペースに投稿してくので、応援よろしくお願いします
二先生に告白されてから
心半分くらいどこか行った感覚になって
結局後半、海で何したかあんまり覚えてない
いつの間にか、先生の車の助手席に座っていた
他の人も送ると言って
後部座席には麗奈先輩、九十九さんが座っている
「…………なあ、愛華、お前どうしたんだよ。先生探し行って帰ってきてからずっとおかしいぞ」
「ぇぁ……ぅん…………」
「声ちっっさ」
九十九さんの言葉にも
自分でなんで答えてるか分からないほどに
頭の中は宇宙のように自分の理解を超えた何かになっていた
好きってなんだろう……というテーマで論文が作れるかもしれない
それぐらい私の頭の中は大量に複雑な文章が羅列していた
「…先生、神楽さんと何かあったんですか?」
「ん〜〜〜?まあな〜」
「まぁなって…こんな神楽さん見たことないんですが」
「まぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜慣れてるはずなんだがなぁ……今回はそうもいかんみたい」
「慣れてる?疲れたってことですか?」
「んーん、告白。こいつ、され慣れてるだろ」
微かな沈黙が過ぎる
その後に私は無心で飲んでたオレンジジュースをストローから少し吹き出す
麗奈先輩は状況が分かってないのか一言も喋らなかったが
九十九さんが身を乗り出して驚いた
「告白ぅ!!!?誰に!?」
「ん?私」
更に沈黙が過ぎろうとするけど
私は更にジュースが詰まってむせまくる
それ言っちゃっていいんですか!?
「はぁ!?あんた愛華のこと好きだったのかよ!?」
「お〜暴れるなぁ〜?事故るぞ〜」
「せ、先生、本当なんですか?」
「いや、嘘つく必要ねぇだろ」
麗奈先輩は絶句してるが
九十九さんは「マジかよ……」と項垂れる
ばらしたのはビックリしたけど、そんなにショック…?
「んで、そういう感じを見ると返事待ちってとこか?」
「おっ、察し良いな」
「愛華が親しいやつに、そんな簡単に振るとか受け入れるとかする訳ねぇだろ」
「まあ、私が返事後でいいって言ったんだけどな。なっ愛華」
「え………うん」
「ほれ、麗奈は着いたぞ〜」
「へ?あ、もう家ですか…すみません送っていただいて。じゃあまたな、2人とも」
凄く車を出たくなさそうだったけど
麗奈先輩は渋々外に出た
「これって紅葉にも言っていいやつ?」
「私は構わんぞ〜むしろ言ってくれ。あんま親しくない奴にはバラすなよ〜」
え、紅葉さんにバレたら面倒くさそう……
とは思いつつも、逆にどんな反応するのか気になって口を噤んでしまう
「ほれ、一色も着いたぞ」
「あ、おう、愛華さ。なんか悩んでたら言えよ」
九十九さんはポンと私の肩を叩くと
凄く名残惜しそうに車を出る
呆然としてたのに、今のせいで凄く現実味を感じてしまった
「お前なぁ〜そんな難しく考えるか?ふつー」
「ご、ごめんなさい、流石に驚きますよ、昔からの親代わりのようなものだったし」
「たはは、間違いないな。私も同じ立場なら正気疑う」
「そう思うなら、あんな普通にばらさないでください」
「すまんすまん、あんたの反応おもろすぎてさ。そんなんじゃ、この先やってけねーぞ」
この先……ってどんなことするつもりなんだ
でも答えは見つけないといけない
好きが何なのか、このドキドキはそういう事なのか、とか……
「着いたぞ」
「ぇ?」
「なんだその腑抜けた声。着いたって」
先生が声掛けられ、周りを見渡すともう家に着いていた
い、いつの間に……
「ずっと黙りこくってどした?」
「へ!?い。いえ、なんでもないです!送迎ありがとうございました!」
私はそそくさと車から出ようとすると
「おー待て、忘れもん」と腕を捕まれ
私はバランスを崩して、そのまま座席に勢いよく座る
先生の手が私の頭を優しく掴んで撫でてくれた
「そんな堅苦しく考えんなよ」
「わ、、、、、かりました」
私はそのまま振り向かずに車を出てすぐに家に入った
先生がどんな表情してたのか、私もどんな表情してたのかは
よく分からない
「あいつマジかよ……くそ、こりゃ急がねぇとやべぇな……あ、もう返信きてる。『明日会えない?』……はあ?」
先生かっこよすぎて俺が惚れそう




