表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒロイン全員が私の事好きなのはきっときのせい  作者: 六道 傑
前編 影に咲く華は愛を得て芽吹く
38/104

第38話 皆ヘタレはおもろないよな?

ストックがあと3話で尽きる……あかん……マジで書く暇なくなってきてる……w

夏休み編が終わるまでは投稿頻度落としたくなかったのになぁ、もしかしたら落ちるかもしれないです

【今回も雪乃視点】


今日は凪ちゃん家にパジャマ会

モコモコした寝間着を着て

クーラーの効いた部屋でひたすらおしゃべりをする


凪ちゃんも流ちゃんもなんて事ない会話をしながら

雪乃の髪型をいじってるけど

今日、雪乃は意を決した


「てってれー」


「凄い髪型。お団子でしょうか?」


「どう雪乃?」


「凪ちゃん達はどう思う?」


「どちゃんこかわいい」

「目に入れても痛くない可愛さです」


「なら好き」


でも…どう切り出せばいいんだろ(結局決してない)

2人は好きな人いる?って聞いて「いる」って言われた時

雪乃、ちょっとショックかもしれない

2人が男と仲良くしてる姿想像出来ないし…


「てってれー」


「これは三つ編みでしょうか?」


「どう雪乃?」


「2人はどう思う?」


「どげつかわいい」

「これはもう宝物レベルですね」


「なら好き」


仮に…仮に流ちゃんは好きな人いても

ネガティブだから行動出来なさそう…

凪ちゃんはどうだろうなぁ……

すっごくラブラブしそう……


「なんかあったん?」


「……え?何が?」


「なんか今日ずっと上の空やで?」

「私も思ってました、何か悩み事なら聞きますよ?」


「あ、ごめん、悩みとかじゃなくてね…えと…2人って好きな人とかいるの?」


恐る恐る2人に聞いてみたら

流ちゃんは目を丸くして固まり

凪ちゃんはケラケラ笑い始める


「なんやそないなことか」


「わ、笑わないでよぉ」


「きゅ、急にどうされたのですか?」


ここで雪乃は昨日のお姉ちゃんとの話をした


「愛華先輩まだその領域に来たばかりなんやな……」


「まあそれが普通なんでしょうけどね」


「2人は……どう?」


「私は……………………特に」


「まあ、そうだよね」


「あたいは好きな人おるで」


呆気からんと言ってくる2人とも振り向く

な、凪ちゃんいるの……!?

確かに凪ちゃん男女分け隔てなく構ってる節あるし

いてもおかしくないよね


「なんなら誰かいおーか?」


「雪乃達が知ってるの?」


「そりゃあもう毎日のように会ってますがな」


毎日のように……?

と雪乃は流ちゃんを見ると

先に流ちゃんは雪乃の方を見ていた

やっぱり、この2人のどちらかになる……?

と思ってると凪ちゃんは爆笑した


「いやいやいや、鈍感すぎるやろ!あんたのことやで、雪乃」


「……えぇ!!?雪乃なの!!!!!?」


「やはり気づいていなかったんですね」


「流ちゃんも知ってたの!?」


「むしろ気づかない方が難しいと言いますか……」


ほ、本当に!?雪乃なの!!?

そういえば、凪ちゃんのスキンシップって雪乃にしかしなかった気も……

あれってそういうアプローチ!!?


「ビックリしすぎやろ。血筋やなぁほんまに」


「ビックリするよ、凪ちゃん男女分け隔てなくつるんでたから、てっきり……」


「それとこれとは別なんやで」


「…………あの、雪乃さん」


「え?な、なあに?」


「……………………………………いえ、なんでもありません」


「??そお?」


「にゃはは、ここで告るなんて思わんかったなあ?」


「もうちょっと雰囲気ある所でするべきですよ」


凪ちゃん、本気なのかな

雪乃の事が好きって

ど、どうしよう

突然のことにアタフタしてしまう


「そうやなぁ、流とも雪乃ともまだまだ仲良くしてたいし。別に答えは急がんよ」


「わ、私のことはお構いなく」


「ふーん、本当にそうなのかは気になるけどな」


「……はい」


急がなくていい、か

うん、しっかり考えよう

考えた上で答えを出そう


「凪ちゃんありがとう、考えるね」


「よしゃ。この話は終わり。てことで雪乃とくっついて寝るかぁ」



凪ちゃんはギュ!と強めに抱きついてきて

そのまま寝てしまった

これはこれで幸せだな…と雪乃は思った




「……私は……どうすれば良かったのでしょうか」

38話目にしてようやく1人告白、さあ、どうなるでしょう……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ