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ヒロイン全員が私の事好きなのはきっときのせい  作者: 六道 傑
前編 影に咲く華は愛を得て芽吹く
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第11話 はじめてのおつかい

残すところ新キャラはあと一人です!

皆さんの推しが見つかるといいなぁ……

【愛華視点】


「お姉ちゃん、今日の昼お出かけしたいんだけど」


土曜日の学校休み

唐突に雪乃からそう言われた


「いいけど……体大丈夫なの?」


「うん。いつもより元気なんだ。大丈夫」


「そっか。じゃあ私支度するから」


「あっ、違うの……1人で……出かけたくて」


その言葉に私は数秒思考停止した

雪乃が……1人で……?



「なんでそんな危ないことを?」


「危なくないよ。友達と約束したんだ」


友達と……???????????


「もしかして昨日私が助けた時に一緒にいた子?」


「うん、その子もいる。ダメかな?」


「……妹が……友達……」


「え、なんで泣きそうなのお姉ちゃん」


「ごめん、全然学校行けてなくて友達出来なかった雪乃が、と思ったら……」


「も、もう、お姉ちゃんったら……とにかく、雪乃はもう支度するね」


雪乃が支度してる間

雪乃に友達か〜とか、どこ行くんだろうとか

色々考えていたけど

急に苦しくなったりしないか心配になってきた


「いってきます」


上の空になってる間に雪乃は出かけて行ってしまう

大変だ……雪乃のはじめてのおつかい

私が全力でサポートしなければ……!!





「早く着きすぎたかな……?」


何とかバレずに雪乃の待ち合わせ場所に着いた

オシャレまでして、私のあげたヘアピンまで

……うちの妹は世界一可愛い


「あんたこんなとこでなにやってんだよ」


急に横から声をかけられて振り向くと

九十九さんがいた


「妹がはじめておつかいするから……」


「妹?あぁ、昔ちっこいのいたな。なんか大しておっきくなってないな」


「私がバレるから隠れてくれない?」


「……不審者で訴えてやろうか」


「困る」


「冗談だよ(こいつ放っといたらずっとこうしてそうだな…)ウチも着いてっていい?そのままだとあんた捕まるぞ」


「…………そうだね。頼める?」


「1つ貸しだぞ」


【雪乃視点】


なんか視線を感じるような……?

気のせいかな


「ちょっとあんた、あんたったらあんたってばよ」


「凪ちゃん、おはよう」


「あ、おはよう、じゃないねん、まだ30分前やで、早すぎん?」


「……皆集合早そうだなって思って」


「あたいも思ったけどさ、てか逆に流はおらんのやね」


「確かに、あの子なら数時間待ってそうだけど」


2人でキョロキョロ周りを見渡すけど

流ちゃんらしき姿はいない

あの子身長高いからすぐ分かると思ったけど…


「お待たせしました」


「あ、流……ってなんやその怪我!?」


「すみません、道を間違えてしまったようで……朝4時には出たのですが……力及ばず…」


「いや今お昼の11時ですけど、まさか7時間も彷徨ってたん?」


「いつもは5時間で着くはずなんですけど……楽しみで眠れなくて、少し寝坊してしまいました」


「可愛いことするなぁじゃなくて、ちょいとその怪我見せてみなさい」


凪ちゃんが怪我をみてる間

雪乃は頭の中のスケジュール表を開く

友達と行きたい所、色々あるから…楽しみ

……なんだか視線を感じる…?と思って

振り返ると、ササッと灰色と金髪の色の人が隠れたのが見えた

……お姉ちゃん……?

後書きに書く企画考えないとなぁ……

なにか要望あれば採用するレベルで何も思いつかないw

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