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ドS、沈黙する

 「あ…はぁ~ん♥️」


 時間にして0.078秒。人間の限界を超えて行われたその行為は隣の男の血液を一リットルは噴出させる事に成功した。鼻血で。


 「な!自分から捲り上げただと!?」


 傍から見ればそう見えただろう。事情を知っている高禍原ですらそう叫ぶ程に…というかほぼ自分で晒している。いや、寧ろ僕は関係ない可能性すらある。


 「下着が消えた…!これは面白い現象ですね」


「あー!あれあたしとおんなじ柄だ!ほら」


 思春期男子にあるまじき反応。なんかのほほんとした奴二人が一緒に行動してるなと思ったが白衣の高校生は周りに興味がないバカだった様だ。

 同じくのほほんとしたスーツの女は羞恥心の欠片もないビッチだったらしく、わざわざズボンをずらして売っていそうで売っていない裸に見える下着を見せつけている。


 「恥ずかしいぃですぅよ~♥️」


「下郎共が…!去ね!」


 スカートを上げたまま下ろす気配がない所か赤らめ、興奮した様な表情をしてこっちを見てきたので顔を反らす。同時に聴こえてきた怒り狂った女の声が像から聞こえた。

 白が渦巻き見えない奔流に体が支配される。そのまま永遠に続く白に引き込まれていった。



 「あ!お目覚めになられた様です」


 その言葉に戦慄する。ノーパン女がトラウマになってしまった。


「うわぁー!近寄るな変態!」


「ぬぉ!?どうゴハァッ!された勇者殿!ゲホォ…グフッ」


「お気を確かに!勇者様!」


 メイド服を着た女性が顔を覗きこんでくる。大体の人がするであろうその行為はノーパンのトラウマの再現でしかないのだが血がメイド服を汚したのを見て我に帰る事ができた。


 「あなた…また人に飛ばして…興奮なさらないで下さい」


「おぉすまグボァ…んゲホッグブ…すまん。盾の勇者ゲボアッが急に叫ぶからびっくらこいたぞい!」


 メイドは慣れた手つきで血液を拭き取り女王?に見える格好をした女は扇子で口元を隠していやそうな顔をしている。隣の王様らしき人物のせいで実は扇子の陰で吐血しているんじゃないかなどと思ってしまった。


 「あ♥️また会いましたね!会いましたよね…?」


 どうやらさっきの事は現実だったらしい。トラウマの女が声を掛けてきた。


「血で王座が真っ赤だ。一体あの骨と皮だけの体からどうやって…」


 白衣からメガネを取り出しわざわざメガネクイッをする。きっと意味はないだろう。


「あたしも出来るかなぁー?あ…無理だ」


 何を悟ったのか口に手を入れてやめた。


「おおー!お?おぉ…!お!?おー!!!」


 王様に負けず、いまだ地面に血の海を作り続けている男もいた。因みに体勢はうつ伏せで頭だけ上げている。どこを見ているかは言いたくない。

どーも山田です。登場人物がハイテンション過ぎてついて行けるか不安です。

 化山加菜恵の一人称をアタイからあたしに変えました。理由は言いません。

この時期はなんかヤバいらしく睡魔になかなか勝てません。次はもうちょっと早く投稿できるようがんばります

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