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プロローグ

駄文ですがよろしければ、お読みください

//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////



成長の限界というものを感じたことがあるだろうか。


成長の限界とは、すべての種族にあり、時に壁といわれるものだが、こえることが出来る者は少ない。


たとえ壁をこえたとしても、また壁が現れるといったことが永遠のようにつづく、

そして、最後の壁(種族の限界)にいつかはたどりつくことになるのだが、

この壁をこえることは出来ない。


本能が最後の壁をこえないよう抑止力の働きをするからである。


そのため、こえることはまずありえないのだが、

稀に壁をこえてしまうものがいる、

その者たちは総じて「超越者」とよばれる。


「超越者」の外見はそれ以前とはなんら変わらない


だが、出会った瞬間に理解することが出来るだろう。


その者の異端さを、


その者の恐ろしさを、


その者が「超越者」だということを。


「超越者」は理から外れた存在であるため、何者にも縛られない、たとえそれが運命であっても。

それが「超越者」だ。


しかし、セカイの理の管理者でもある、神はそれを許さない、「超越者」は存在しているだけで

理を歪ませるからだ。


だから、セカイを正常な状態にするために、「超越者」の抹消を行うであろう。


そして、これを読んでいる者に伝えたい、どうか「超越者」にならぬように、

「超越者」となったが最後、災いの種となるであろうから。


//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////



???『 超越者ねぇ~…』


俺は今、物置で古文書のようなものを読んでいる。

なぜ、物置にいるかって、そりゃ俺の爺さんがいきなり物置を掃除するとか言いだして、掃除を始めたのはいいが

途中で地震がおきちまって閉じ込められちまったんだよ。


--ガン、ガン、ガン--


外から何とかして開けようとしてくれているらしく、扉をこじ開けようとしている金属音が聞こえるので、暇つぶしに

古文書的な本を読んでいたのだが、どうやらこの本によると、種族の限界を超えると「超越者」という存在に変わるらしいということが

解った


???『 厨二病じゃあるまいし、誰がこんなの信じるんだか… 』


とひとりごちて、俺はその古文書的な本を最後まで読まず、適当に放り投げた。


--パリーン--


突然の物音にビクリとしつつ音がしたほうを向くと、どうやら放り投げた本がぶつかったのが原因で、

割れたらしい鏡があった。


???『 まぁ、いいか 』


あらためて物置の内部を見渡してみると、へんな壺やら銅像、はたまた埴輪なんかもあったりする。


???『 しっかし、どっからこんなガラクタ集めてくるんだか… 』


というのも、このガラクタ同然の置物は、爺さんがふらっと出掛けたと思ったら持って帰ってきている物で、

爺さんがどこから集めているのかは知らないのだ。


--ギ、ギギ、ギギギィ--


音がしたほうをみてみると、どうやら扉が少しずつ開き始めているらしく、扉から漏れる明かりが少しずつ

大きくなっていた。


このとき、俺は気付いてなかった、

割れた鏡がうっすらとだが光っていることを。

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