9)自己紹介党 ジェノ派 第4部隊
ジョズ「そもそも、どうして水道水を飲んだだけで人格が変わるんですか」
次のロスブリメンバーが来る間、何もしないでいるのはさすがに退屈なので、とりあえず疑問に思ったことを訊いてみた。
ジェノ「理由か? そr……」
ジョズ「ジェノ先輩には訊いていません」
…………コータクに。
ジェノ「おーい、コッチ当事者だぞー」
右手をメガホンの形にしてジョズに話かけるが、ジョズは冷静に答える。
ジョズ「さっきと同じ轍は踏みません」
そう言うと再びコータクの方を向き、
ジョズ「それでは、教えてください」
コータク「オッケー、っとその前に……」
そうかぶりを振ってコータクはジョズの方を見ながらジェノの方を指さして、
コータク「今ジェノに訊くからちょっと待ってて」
直後、高速で頭を机に叩きつけるジェノとジョズ。そしてジョズは痛みに耐えながら頭をゆっくりと上げてコータクに尋ねる。
ジョズ「今まで疑問に感じなかったんですか!?」
コータク「イヤ、一度訊こうとしたことはあるんだけどな……」
ジョズ「それならどうして訊かなかったんですか」
コータク「お前とおんなじ」
ジョズ「…………………………………………」
ジェノ「…………………………………………」
コータク「………………………………………」
ジョズとジェノ「なるほど………」
コータク「お前も納得するのかよ」
ジェノを見てそうツッコむコータクだった。