第2話 「転校生」
第2話です。
この作品はPCの前に立って、即席で考えてますから、
字体がおかしいかもしれません。
「それじゃあ、入れ」
ガラガラとドアを開けて、女の子が入ってくる。
「おぉ!」
という声が教室中に広がる。
おぉ、可愛い…というか、綺麗と言ったほうが合っているかもしれない。
なんというか、白のワンピースが似合いそうな感じだ。
清楚っていうのかな? ――ぶっちゃけ好みだ。
「はいはい、静かに! では佐藤、自己紹介しろ」
自己紹介の前に、名前言ってるじゃん…バカか。
「初めまして! 佐藤彩花です」
「好きなものはカレー。嫌いなものはトマト。3サイズは上から…「そこまで言わんでいい」」
と3サイズを言う前に担任が止める。
くそっ! 最後まで言わせろよ。と、男は思ってるだろうな。
「席は清水の隣だ」
おっ! マジか!
そういえば、前の生徒が何らかの理由で転校したんだったな。
「はい」
と言い、こっちに近づいてくる。
なんか、ベタだな。たぶん「よろしく」と言ってくるだろうな。
「よろしく」
ほら、きた。ベタベタだな。
「お、おう。よろしく」
実を言うと、女子と話したりするのは苦手だ。
というわけで、こういう反応しかできない。
すると、雅斗が俺の前から、俺の机にひじを置きながら言う。
「よろしくね~。俺は田村雅斗」
邪魔なんだよ。まだST中だぞ。
「よろしく。私は佐藤彩花」
…なんか、俺を間に置いてそういう感じにならないでほしい。
「3サイズは?」
と雅人。
こ、こいつ何でもありか! 良く聞けるな。どういう神経してんだ?
「えっとぉ、上から、87、58、86だよ~」
そして、良く答えられるな~。しかも、半端なくナイスバディ。
「すっげぇ、スタイルいいね~」
雅人…お前は何でもありか?
「うん。ありがとう~」
感謝してんじゃねーよ…。
なんだ? そういうノリなのか? 俺がおかしいのか?
「そこ! うるさい!」
ほら見ろ、怒られた。
絶対、俺も入ってるぜ。関係ないのにな。
「じゃあ、1時間目を頑張るように」
STが終わるとともに、生徒全員が話し出す。
「てへへ、怒られちゃったね~」
俺に言ってんのか?
「あぁ…そ「そうだね~」」
雅人が言葉を重ねてくる。いつも、いつもお前は…。
「あっ、そうだ! 私の事は彩花とかあーちゃんとか呼んでいいよ~」
「それじゃあ、あーちゃんで」
雅斗は何で5分前に会った女子のことをあだ名で呼べるのだろうか?
「拓真~。お前は? なんて呼ぶの?」
おっ! 俺に聞いてきやがった。
こいつなりの気遣いか?
「あぁ…俺は彩花で」
「改めてよろしくね~」
「1時間目、なんだっけ?」
雅人が俺に聞いてくる。
「あ? えっと、数学だな」
「え~。めんどくさ~」
お前はいつも寝てるだろ。
「数学かぁ。めんどくさいね~」
彩花が言う。彩花は勉強はできるんだろうか?
「はーい、席つけ~」
数学担当教師が教室に入ってきて言う。
これが、転校生:佐藤彩花との初対面だった。
どうでしょうか?
ご感想などをください。