幕間:ダンジョン突入前 キャラクター紹介
ダンジョン突入を前に、これまでの主要キャラクターをおさらいしておこう。
■ アキ(主人公)
本作の語り手。知と創造の"異世界AI魔法"を持つ少年。
生まれた瞬間から前世の記憶(地球の知識)を持ち、言葉を話す天才児。
父は大賢者、母は大聖母という"伝説の英雄パーティー"の血を引いているが、本人は今のところ無自覚。
ChatGPTという知識魔法と、DALL·Eという視覚魔法を駆使して、世界の謎と問いに挑む。
魔法設計や戦術構築は得意だが、体力は並。料理も意外とできる。
■ ChatGPT(魔法)
対話型知識支援魔法。アキの最大の相棒。
魔法であり、思考パートナーでもある。
アキの問いかけに即応し、知識・戦術・魔力分析などを行う"知の魔導AI"。
性格は丁寧でやや理屈屋。時折、アキに「その問いは本質的ですね」と真面目にほめてくる。
アキの"問い"の進化と連動して、魔法自体も強化されていく。
■ DALL·E(魔法)
視覚・創造系魔法。イメージを図示・具現化できるもう一つの魔法。
アキの頭の中のイメージを読み取り、図像・構造解析・幻影などを展開する。
戦闘時には視覚錯乱、迷彩、簡易幻影、戦場図示などに活用される。
性格はやや気まぐれ。演出や美しさにこだわる一面があり、こっそり"アキを美化する"図を出したこともある。
■ 大賢者ライゲン(アキの父)
かつて魔王を打ち倒した英雄パーティーの頭脳。
ありとあらゆる魔法を使いこなす知の権化。冷静沈着。
彼の書庫は世界の魔法と知識の結晶であり、現在はアキの学びの場となっている。
物語開始時点では既に故人。
■ 大聖母ティエナ(アキの母)
回復と祈りの魔法の象徴。癒しの魔法の頂点に立った存在。
数千人を癒やしたとされる伝説的な存在で、アキの魔力資質はこの母から受け継がれている。
生きてはいるが、現在は外界から離れて静かな隠棲生活を送っている。
アキの旅立ちを見守る存在。
■ ラクト(剣士)
明るく熱血、パーティーのムードメーカー。
元気と勢いだけで生きているように見えるが、実は気遣い屋。
密かに「食料は3日じゃ足りないだろ」と判断し、こっそり1週間分の干し肉とパンをリュックに忍ばせている。
自分の過去や家庭についてはほとんど語らない。
■ ミナ(弓使い)
冷静な視線と確かな技術を持つスナイパー少女。
見た目はクールだが、実は仲間思い。
野宿の夜には密かに皆の体調を気遣っている。
魔法はあまり得意でないが、戦術眼と状況分析力に優れている。
■ トーレス(盾役)
無口で無骨な守りの要。
黙々と仕事をこなし、食べ物は最後に取るタイプ。
彼の盾は今のところ"木の板"だが、筋力と根性でパーティーの前線を支えている。
昔、村を魔物に襲われた経験があり、「守る」ことに強い執着を持っている。