12.
それから、クーラスとトルネが新しい龍の谷を見つけてきた。
言うには、断崖絶壁・その下には激流らしい。
知ってても、挑戦しない。したくない。命は大事にしたい。
「そういうわけで、私達は新しい龍の谷に引っ越すことに決めた」
もう、‘谷’じゃないな…。
「それで…厚かましくもここでの生活結構気に入ったから、たまに遊びに来ることにした。予防接種はもう嫌よ」
……酒か。
「リョウもいるしな」
こうして7匹のドラゴンは新しい龍の谷(?)に飛んでいった。
翌日。
「「「「「来ちゃった」」」」」
と、いきなり来た。早くない?なんでも龍の谷は暇らしい。
そうだよな。娯楽らしい娯楽もないし。
「ちび達、大人しくしてるなら今度は動物園に行くか?展示されてる動物に絶対に手を出してはいけません!」
「「「「はーい!」」」」
「ウォーレスは酒のみにきたのか?」
「クーラスとトルネが留守番よ」
俺の質問には答えてないな。まぁいい。
そんな生活が続いた。ちび達はなかなか大人にならないので、こっちが逆にオッサンになる。陛下にめでたくも御子が生まれたので、ちび達が御子の遊び相手となった。体力あるし、それなりに知力もつけたので丁度いい。オッサンにはちび達の面倒を見る体力がありません!
ちび達が遊び相手となっていた皇太子様も陛下となりあそばした。陛下が崩御なされたんだけど。
その頃にはちび達もそれなりに大きくなっていた。新たに陛下となられた方を支えてくれればいいなと思う。
ウォーレスもクーラスもトルネも相変わらずこの国に来るが、俺の老け具合を見て笑う。笑えないんだけどな。
享年79才で俺はこの世(?異世界だけど)を去った。残された7匹のドラゴンが平和に生活できればいいなと思う。
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