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1.

よろしくお願いします!


色々ご都合主義となっております。

俺は犬の調教師。最近は昔みたいに大型犬や中型犬ばかりでなく小型犬も扱うようになってきた。


でも俺は大型犬が好きなんだ―――――――!!!


と心で叫んだつもりだ。なぜだろう?目の前に王様チックな人(?)がいる。




「おおっとこれはこれは、珍しい客だ。私はこの獣人国レインハルト王国の国王だ。君の名は?君は現実逃避したくなるかもしれないが、異世界転移をしたんじゃないか?」


「えー、俺の名前は碓氷涼うすい りょうです。職業は犬の調教師。好きな動物は大型犬です」


「ほー、冷たい名前だの。ここは獣人国ってさっきも言ったか。獣人国だから半分獣だ。王家の者は半分狼となっている。おい、目を輝かせるでない。儂は調教対象ではないだろう?

うーん、リョウの力が出せる場所…試しに龍を調教できるかやってみるか?」

大型犬いないのか…。ちょっと、いやかなりガッカリ。でも龍、ドラゴン!調教出来たらいいなぁ。はっ、よだれが…。

「調教は食事じゃないのだぞ!」

王様直々に怒られた。




ドラゴンがいた。なんだか強固な檻の中。動き回ることはできそうだけど、窮屈そうだなぁ。俺なら嫌だ。

牙が生えてる。爪長い。なんか火とか吐きそう。良い子になるかな?

「えーと、俺はリョウっていうんだ。よろしく」

「馬鹿にするなよ、若造」

「え?」

「俺の方が格段長生きしてるからな。具体的には5倍くらい?」

俺は算数が苦手なので計算を放棄した。

「わかりました!先輩!」

「よろしい。して何用だ?」

「王様より、ドラゴンは調教できるかとのお話でしたので来た次第です」

「ほう、まぁ仕方ないなぁ。で、確かめたいことは?」

「俺がドラゴンを調教できるかどうかでしょうね。もしできたら、国の役に立つでしょうし」

「なるほど。こうして会話ができる事自体が珍しいのだが?」

そうだったのか?誰でもできるもんだと思ってた。

「調教な、調教されるのは嫌だな。しかし、他の若いドラゴンを躾けるのは面白そうだ。俺も手伝うぞ」

「では、そのように国王に報告しますね。ところで、先輩のお名前は?」

「リョウがつけてくれ」

ムムム、難しい。

「先輩の特長とかは?」

「そうだなぁ?蒼い体らしく冷たいブレスを放つぞ」

先輩を怒らせないでおこう。決定事項だ。

「クーラスは?」

クールとブレスを合わせただけなんだけど…?うわー緊張する!

「よいな。よし今日からクーラスだ!」




と、いうことで俺は国王に報告に行った。

「ドラゴンが言うには、自分は俺より年上だからまぁ平たく言うと、なめんなよ?です。それで、会話を続けた結果、今後自分より年下のドラゴンを躾けるのは面白そうだ。手伝うと言っていれました。あと、ついでに彼に名前をつけました。クーラスです。今後はクーラスと呼ぶようにと指導されました。」


「フーム、ドラゴンと会話できるとはなぁ。それもなかなかいない人材だぞ。心して生活した方がいいぞ」


「あー、そのことなのですが。クーラスは放し飼いでも逃げませんよ、今更。長く生きている中で、若い衆を躾けるという娯楽をみつけたから。ところで、ドラゴンというのはそんなにたくさんいるのですか?」


「我が国にはクーラスだけだ。だからお前さんの報告で驚かされている」


「クーラスは若い衆を躾ける時に俺も同行させるつもりのようなので、俺の護衛はクーラスですね。あ、建物の中とか無理なのか…」

自分の中でクーラスがついている!最強護衛!と思っていた。実際最強だと思うケド。


「そんなわけで、リョウに護衛を付けるぞ。クーラスに嫌われないような人材を選んでおくから安心しろ」


クーラスは放し飼いになった。久々に大空を飛ぶことが出来て爽快そうだ。よかったなぁ。俺は涙目になった。


「おい、リョウよ。明日にでも若い衆を躾けるために龍の谷に行くからな。そうだなぁ…リョウは寒くない格好をするといい」

明日…善は急げですか?早すぎない?いいんだけどさ。



そして翌日、俺は言われた通りに雪山登山をするような格好をしてクーラスと待ち合わせの場所に行った。

「龍の谷の場所は極秘となっている。龍が乱獲されてはかなわないからな」

それは困った。俺、あとで国王に報告しないといけないんだよなぁ。


俺は護衛となった人から「居場所特定器です」と、」なんだかわからない機械を渡された。ドラゴンがレアで国を挙げて、保護したいのか討伐したいのかわからないから、途中で事故を装て処理しよう。多分盗聴もされてる…。


クーラスから俺は格好について「まぁ大丈夫か」と合格(?)をもらった。

「移動手段なんだが、距離とか色々あるから俺の背中に乗れ」

ドラゴンの背中!!多数のヒトが憧れる場所!

俺は二つ返事で了承した。ついでに高いところからさっきもらった居場所特定器なる機械を落とそう。多分壊れる。


甘かった…。童話とかに書いてあるようなロマンはそこにはなかった。

クーラスがかなりの高度で飛ぶので、まず寒い!

次に手綱なしで、羽ばたくドラゴンの背中に乗っているので、状態としては落ちないけど、補助ベルトなしで永遠とフリーフォールが続く。

そうだよな…馬に乗るのだって上下運動あるもんな。馬よりもずーっと大きいドラゴンの背中は上下運動の規模だってずーっと大きいよな…。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 犬の調教師が主人公の作品は初めて拝見しました。珍しいですね。最初の主人公の「大型犬が好きなんだー」がトリガーになって異世界に転生している点と、転送先の獣人国ではドラゴン(大型)が堅牢が檻に…
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