ノーパンとノーブラ女の謝罪会見
「ま、まさか、、全科目のテストで0点を取って、
追試になるなんて、思ってもみなかったのよ。
私も、真島マヒロちゃんも...!」
そんなセリフを吐いたとき。
ロッカーに近い開き戸からひょっこりと黒髪清楚な
美少女、真島マヒロが顔を出した。
その顔はなんだか。とても申し訳なさそうだった。
「うちら、二人は!テスト中、
山吹くんの両隣りの席にいたわけよ!」
「それで、ちょっと過激な方法で、
山吹くんを動揺させて、うちら二人のどちらかが、
学年一位の座を取り戻そうと考えたのよっ!」
林ユーコがさっきより、声を大きくした。
でも、すぐに、声のトーンを落として言うことには。
「私がノープラで、その、、、えっとマヒロちゃんが、、」
「履いてなかったんです。ショーツ...」
俯いて。顔、真っ赤にして、真島マヒロはそう告白した。
「な....!?」
不良どもは慌てふためいてた。
特に藤島くんが。
「え、じゃあ、何か!?おまえのノープラ状態の
制服姿を、この陰キャ野郎はすぐ近くで拝んだってことか!?」
「のののの、ノーパンはどの道、見えないわけだけど!!」
「あ、でも、ギリギリのところで太腿は見せちゃいました...」
モジモジしながら真島マヒロが更に告げてみせたから
大変だった。
「う、羨ましい!!」
「てか、ムカつく!」
そんな不良どもの会話のなかで。
俺は心の中で藤島くんに返答していた。
うん、まあ、そういうことになるな。
お陰で、俺はテストに集中できずに、
不良に絡まれて怖い思いをしたわけだが。