表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/21

実は春香さんは…

はじめての投稿です。"小説家になろう"についてもまだわからないことも少々ありながら投稿したものなのでよろしくお願いします。

 金岩高校2年の桐谷誠也

  

 喉を潤したくて自販機でジュースを買ったその時、俺の目の前に今、学校一の美少女と言われている春香さんがいる。鼻孔をくすぐるようなにおいがマスク越しでもわかる。

 なぜ、春香さんが目の前に、なぜ、2人きりの展開になったのか、いつもは大勢でいるはずの春香さんが、1人でいる、思考を巡らそうとしたその時、


「桐谷君、私と付き合って」


 なぜだ、なぜなんだ、なんでこの展開、ドッキリなのか、カメラでもあるのかと周囲を見渡すが、いつもと変わらない雰囲気の10分休憩であった。毅然とふるまいたいが、俺の心拍数が邪魔をしてそうさせてはくれない。俺はただ、空白のこのまるで何もないような時間をどうにかしようと口を動かす。


「はい、俺でよければいいですよ」


言ってしまったと内心思ってしまったが、春香さんの顔を見ると少し赤くなってはいるが、微笑んでくれている。


「じゃあ、桐谷君、私のことを春香って呼んでね。明日もまた、ここにきてね」


 そう言って春香さんは教室棟の方に帰って行った。これが俺が初めて経験する恋である。今までも告白をしたことは何回かあったのだが、全て実ったことはなかっただけに、今は嬉しくてたまらない。あの微笑みが強く心に残るこの感覚にずっと酔いしれていたいが、時間がそうさせてはくれなかった。チャイムがなり俺も慌てて、自分のクラスに戻る。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ