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変人おれごん未来の長編小説執筆エッセイ ~第2作目発進!(`・ω・´)ゞビシィ~  作者: おれごん未来
第3章 完結後

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083 他人の人生に何の影響も与えない作品にどんな意味が

 すっかり出遅れてしまいました。カクヨムコン7の結果が発表されていたようですね。

 カクヨムコンについては「GW前後にメールで連絡が来るらしい」とのもっぱらの噂から、それがないでは落選したと分かりきっていました。ひとり盛り上がっていたのは4月まで、結果を耳にした時には冷めきった状態でした。


 ダメでしたねぇ、今回も。ワールドワイドなネタはそんなに魅力がありませんでしたかねえ?

 私の作品は置くとして、他の書き手さんの作品で負けたと、これはと密かに期待していた作品も落選していました。まさかあの作品がと残念に感じました。


 難しいものですねコンテストとは。

 狭き門に1万人からの人間が殺到しているのです。これまでなんでも全体の真ん中あたりで推移してきたおれごんの人生からしたら、その関門の突破はできない方がむしろ当たり前。

 この身にあってはもはや、門は門でも羅生門にしか見えません。門の向こう側は地獄、その手前も当然。門の中にだってあの老婆が。


 また落選したから次はもっと面白い作品を、とはなれません。読まれた方に何かを残したい、考えるきっかけを作りたい。啓蒙こそがおれごん文学です。何事か啓蒙したい、何事かお伝えしたいのが原動力の私は、軽い気持ちではまるで筆が走らないのです。気力が湧きません。形になりそうなロボ作品を仕上げたい思いは今でもありますが……。


 漫画家の藤本タツキ先生は作中でおっしゃっていました。キャラの言及ですから先生のお考えとは違うかもしれませんが、「受け手に踏み込んで笑ったり泣いたりさせるのなら、送り手も傷つくべき」という考え方です。この言葉に深く得心がいきました。

 私はきちんとあれら作品を書いて傷つきました。それは落選を指すのではなく、生み出す過程で大いに。

 読者さんが泣いたであろう場面を私は嗚咽しながら書き、欷歔しながら直しました。何度もです。深夜テンションも手伝って。


 そうして血の滲む思いで作品に世に広くお伝えしたい事柄を練り込みました。終わった今は手元に何も残っていません。ゆえにもう、おれごんはしっかりと抜け殻なのです。


 それで新作もようとして姿を現さないわけでして。コンテストの合否に関係なく。

 もっと安楽な、呑気なお話を生成したいのです。本当は、そろそろ男女がイチャコラするような作品も描いてみたいのです。

 それでアイデアが浮かんでもどうしてか、本当に筆が乗らなくって。さあてと机に向かう私の背中に、あの作品の主人公が言います。


「それが描きたいものなの? 本当に?」

「人気が全てじゃない、でしょう?」


 私はたぶん、また傷つきたいのです。どうしようもなく傷ついて、それでまた明日へ向かえる作品をこそひねり出したいのです。

 爪痕すら残さない作品に何の意味が。

 他人の人生に何の影響も与えない作品にどんな意味が。


「ありませんよ! そんなもの!」


 このところずっと心にしこりが。今の世界情勢ですね。

 一言もの申したい気持ちでいっぱいです。

 他国に攻め入っている方に対し一言もの申して去りましょうか。小日本のいち小市民が、虚空に向かってひとり苦言を呈して去りましょう。世界の片隅のウェブ小説で、こそっと陰口をたたいて去りましょうよ。


 おれごんらしい、ワールドワイドな短めの作品をひとつ書き上げてみます。現段階で4000字、書き始めから1か月もたつのにまるで進んでいませんが。完成しても1万字程度でしょうか。

 せめて物語の中だけでも一矢報いねば、死んでいった無辜の市民が浮かばれませんもの。

 そしてしっかりと水を濁してから出立しましょう。ここで活動した証を、せめてシミだけでも残して。


 ですから。

 新作は今の騒乱で命を落とした犠牲者に捧げます。どうぞあの世から、わずかでも清々してくださいませ。


 2022年6月3日 おれごん未来

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