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002 順風満帆の4月

 私は一本の小説を完成させたことで一般人から書き手になったと思っていました。でもその考えはどうやら間違っていたようです。思い起こせば、私は書き手になる以前は一般人ではなくて読み専だったのです。


 幼少期からずっと物語には触れてきました。ずっと消費する側だったのです。そこに日本住血吸虫症と言う、どうしても発信したい動機を得て創作者に仲間入りしました。

 それを物語として盛り込んだ処女作は、あまり多くの方に読んでもらえずに完結しました。宣伝目的で劇場版と銘打った続編も期待には遠く奮わず。さらに一年も経てばあの作品を話題にする人は私以外には居なくなっていることでしょう。


 ゆえに決めました。面白い2作目を書こうと。それを気に入った方が過去作を漁りたくなるようなそんな作品を。私は諦めが悪いのです。


 ではどんな作品を?

 今はまだ秘密です。

 巷では自身を投影しながら楽しめる異世界や恋愛の作品が人気です。それを踏まえつつおれごん未来が13もの案の中から選んだのは、そのどれとも違うものでした。




 このエッセイは、ひと月に1回か2回更新で投稿当日を迎えます。月初めに先月の振り返りをしつつ、内容にちょっとだけ触れる感じです。

 以前のエッセイでは投稿の10日前から始め、内容を全く明かさずに初日を迎えました。

 今回は半年とかそれ以上前からの発信をここで始めました。多少は情報を小出しにせねばここをお読みいただいている方も退屈されるでしょう。ですから退屈しない程度には開示しつつ投稿初日を迎えたいと今は考えています。(でも可能な限りは隠したい気持ちも……)




 今作は、あまり過激にはならないのでR15を外せると思います。たぶん。今のところはそのような方向で推移しています。小中学生に読んでもらえるような作品にしたいです。例によってちと重めですけどね……。今回も頑張ってフリガナを振りますよ!


 内容を例えるなら、処女作の北米横断を拡大して詳細に描いたような物語になります。

 処女作は数多ある時代をひとつの章とし、それを30近く集めてひとつの物語にしました。一方で今作は東海道中膝栗毛よろしく方々を巡った冒険譚になります。見聞録ですね。そこが北米横断の物語に近いのです。

 ひとつの地域でいくつか物事が発生しますからそれが1話となって、それを縒り集めて今作となるわけです。最初期でおよそ8話、3月時点で15話ありました。

 それらが各1万字要すとしたらそれだけで15万字。また長くなりますねぇ。

 もし平均2万字になるのなら30万字にもなります。第1回で30万字の根拠にしたのはこの数字ですね。それにしましても30万字。むおう……咽るようです。


 そんな中、どうやらまた悪い病気が再発しました。喜べ、いいアイデアを思いついたぞ病です。略していいデア病。O型の私の台頭です。

 それも無理からぬこと、全15話では全くの一本道でした。まるで遊びのない、最初からこのルートが最適と知っている道筋です。そんな答えを知っているかのような進め方で面白い物語となりましょうか。ならないと思います。それでもう少し起伏を足すことにしました。


 まず間に挿入しようとしましたが、少し量が多いために密度が尋常でないことに。これでは一歩街の外に出たらすぐにエンカウントしてしまう昔のRPGゲームのようです。

 ですから決めました、ある程度の数の新しいアイデアが出た時に。邪魔にならない程度に間に入れ込んだら、残りは完結のその先で描こうと。


 元々結末が弱いとは常々気にはなっていました。そこで盛り上がりを見せたちょっと後の部分までを第1部完、そこから先を第2部にしようと考えました。

 もちろん第2部まで全て完結してからの第1話投稿開始です。同じ轍は踏みません。


 その影響でまた話数が。全15話のはずが、あれよあれよと増えて全23話に。

 おほほい、おほほい……。

 アイデア出しは大変楽しいのですけどね。誰が最後まで仕上げるんでしょうね……。


 この物語延伸がどのような弊害を生むとお考えになりますか?

 まあまあのラストシーンを用意してこれで完結と思っていましたら、そこはただの第2部冒頭に格下げとなりました。ここからさらに真のラストを捻り出さなければならなくなったのです。どうしましょうね……。


 まだまだ半年以上ありますからゆっくり考えるといたしましょう。処女作続編が着想から完結まで至ってもまだお釣りが来るような期間です。半年前では影も形もなかった作品の結末です。いずれアイデアが降臨すると信じ、今はただ着地点のグラウンドの整備でもしておきましょう。第2部で増やした物語が素敵なエンディングを運んで来てくれるやもしれませんからね。(などと悠長に考えていましたら出て来ました5/1に。案外あっさりできたので拍子抜けです。また清書し始めると内容が一新しそうですけどね)




 執筆日数は早くも70日を越えました。物語はまるで書き上がっていないんですけどね。その証拠にまだ1話も完成していません。

 処女作を一度完成とした時の日付け、10月頭を目安として書き進めてみます。そこから改稿に着手、かなり要しますがそれでもカクヨムコン開始までひと月余る計算です。文字数が処女作と比して半分なのですから完成度は倍にできるはず!

 10月頭までに果たしてどこまで持って行けるか。勝負の夏がもうすぐやってきます。




 2021年4月終了時点のデータを示します。

 完成話数              0話

 総話数           15→23話

 増加文字数        51,938文字

 延べ文字数        88,176文字

 延べ日数          41→71日

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