ネズミのお姉ちゃんと妹ウサギ
ダンスが大好きなネズミのお姉ちゃんと
ちょっと生意気な妹ウサギのお話しです。
ある晴れた日
妹ウサギが お散歩中に
たくさんの ニンジンを見つけました
「いっぽんくらい もらっても良いよね」
山のようにつまれた
ニンジンをいっぽん抜きました
バサバサバサ
下から抜いたので 上にあった
ニンジンが くずれてきました。
「キャッー」
ニンジンの山がおそってきます
急いで逃げようとしましたが
ニンジンの山に埋もれてしまいました
耳の先だけが
ニンジンの山の中から ちょこっと出ています
妹ウサギは 埋もれながら考えてます
お姉ちゃん 助けに来てくれるかな?
妹ウサギは お姉ちゃんネズミが大好きです
でも
いつも ケンカしてしまう
今日の 朝も
「今日は 何して遊ぶ?」
お姉ちゃんが優しく聞いてきてるのに
「遊ばない!」
「ひとりで、散歩行ってくる。」
いつも、素直にあそんでって言えないんです。
「せっかく、遊ぼうと思ったのに」
「もう いいよ」
こんな やりとりばっかり
え〜ん え〜ん え〜ん
妹ウサギは 泣きながら
「おねえちゃん、おねえちゃん。」
お姉ちゃんネズミは
もうすっかり ケンカの事など忘れて
ひとりで 歌を歌いながら
あっちフラフラ こっちフラフラ
楽しそうに踊っています。
「あれ!あのオレンジ色の山は何?」
ニンジンの山だ!
妹ウサギに持っていってあげようと 思って、
ニンジンの山に登って行きました。
あれ 何か白いものがある
パク!
「痛い❗️」
えー!しゃべった!
「誰か いるの?」
「その声は お姉ちゃん?」
「お姉ちゃん 助けて」
今 助けてあげる
ネズミのお姉ちゃんは カリカリ カリカリ と
ニンジンをかじって かじって
助けだしました
「お姉ちゃん ありがとう」
「怖かったよ」
「お姉ちゃん 朝はごめんね」
「何の事?」
ネズミのお姉ちゃんはケンカの事なんか気にしてない
「当分 ニンジンは食べたくないな」
こんな お姉ちゃんネズミが 大好きです
きっとまたケンカもするけれど、、、
妹ウサギの耳の先は お姉ちゃんネズミの歯型が
しっかりついています。