パロディーは原作リスペクトの証
誰でも影響を受けた小説やアニメ、ゲームがありますよね?僕なら「ゼ○ダの○説」とかね。
色んなシリーズあるけどやっぱり1番は○カイ○ォー…そろそろやめとこうか。
設定は2030年代じゃねーのかなんて「メタい」質問が来そうだから僕は一旦引っ込むとするよ。
自分の好きなものには正直になる、そんなある日の僕たちです。
コンビニ弁当を食べみんなが一息つこうとしていた頃、歩が何やら考え事をしているみたいだ。
「………。」
「どうしたの歩、さっきから眉間にシワ寄せちゃってさ?」
テンプレのような聞き方で聞いてみたけど…何考えてるんだろ。
「……たい。」
「え?」
「……がしたい。」
「歩…?」
「…パロディーがしたい。」
「俺はコンビニで売っていたジャ○プを見て思ったんだ、パロディーがしたいと。」
「それはいいとして、こんな無名作者がパロディーできる作品なんてあるの?」
「銀○とかなら大丈夫だろ。あれ自体パロディー満載なんだし」
「あのー今すっごいメタな発言が聞こえた気がするんですけど…?」
…言われてみるとパロディーがしたいっていうのも、作者について僕らが話すこともメタの領域に踏み込んでるよね。
「奄美、お前は分かってないみたいだな。悠もよく聞いとけ。」
「「はい…?(ゴクリ)」」
「パロディーもメタな話も…物語の序盤、そして作者が無名のうちなら思う存分できる‼︎」
「はっ!そうかっ、今なら…できる‼︎」
「ちょっと悠さん⁈」
「ということで第2話、メタもパロディーもお構いなしで行くぞ!」
「うおぉぉぉぉ‼︎‼︎」
「えぇぇぇ…」
「いいか、設定上今は2030年代ということになっているが…実際にはこの物語が書かれているのは201(ピーー)年だ。」
「それ言っちゃうんですか⁈一応ピー音 (文字)入れときましたからね⁈」
「君も既にメタな世界にいるんだよ奄美、(文字)←この表記をしてしまった時点で君はこちら側の人間さ…」
「し、しまった…」
「いいんだぜ奄美今回だけは。思う存分メタに走れることが許されたんだ」
「…もうどうにでもなれぇぇー!」
さて奄美が破壊神と戦うことを半ヤケで決意したべ○ータのセリフを叫んだところで。
どうも、宇津木 悠です。こんな感じで「この世の中で明日を夢見ることは罪ですか?」第2話、始まります‼︎
…タイトルコールって毎回するもんだっけ?
「でも歩、メタもパロディーもやりすぎは面白くないんじゃない?」
「急に正気に戻りやがったな悠。その辺は俺に任せとけ」
「せっかくベジー○のセリフ叫んだんですから、変なとこで止めないで下さいよ?」
「奄美はふっきれたみたいだね…歩は何のパロディーがしたかったの?」
「よく聞いてくれた、俺はとにかく銀○をパロディたい」
「「なにパロディたいって」」
「あ?知らねーのか、パロディーの動詞型だ」
「知りませんよそんな用法…でもまたなんで銀○なんですか?」
「○魂なら許されそう」
んなわけあるか。あと2文字なのに○の位置ずらすなよ意味なくなるから。
思わずツッコミたくなるけど気持ちも分からなくはないよね…
「あの作品はパロディーの先駆けみたいなもんだからね」
「そうだ、だから俺らも今から万屋やろう」
「歩さんそれパロディーじゃなくてパクリですよ…?」
「おい奄美、今パクリっつったか?」
「言いましたけど…やったのは歩さんでs」
「盗作やパクリに原作リスペクトの精神は1ミリもねーんだ覚えとけ!‼︎」
「「無茶苦茶やないかい」」
「いいかパロディーはな、原作に対する愛情表現なんだ」
なんか急に歩がキモいこと言い出したよどうしよう。
「お前ら自分の好きな作品に出てくる武器やカッコいいセリフ、日常で使ったことあるだろ?」
「ありますけど…」
「でもそれは自分の物としてではなく、作品の一部ということを理解して使ってるよな?」
「はい…でもそれを自分の作品に出してしまったら盗作と同じなんじゃないですか?」
「奄美、歩が言いたいのは盗作は盗んで自分の物として扱うこと。パロディーは作品の一部をいわば借りるみたいな感じで扱うことなんだよ」
「そーゆーこった。裏を返せば盗作も原作リスペクトに近いが俺は認めない」
「なるほど…なんかまともな話になってますね!」
「歩は結構こだわりが強くて頑固だけどブレないからね」
「この前カフェオレ買っちゃいましたけどね!」
「うるせーな二度とブラック以外飲まねーって誓い直したからノーカンだ」
「長く続く誓いだといいけど…結局あんまりパロディーもしてないし、どっかから怒られる内容にはならなかったんじゃない?」
「まだ終わってねーよ、狩り者競争はよ…」
「「急にどうした」」
「奄美、そこの洞○湖取ってくれ」
「歩さん洞爺○はモロパクですよ⁈」
「奄美ー僕のマ○ターソー○も取ってー」
「悠さんまで⁉︎退○の剣は怒られますよ…」
「「さあ奄美、お前 (君)も武器を出せ!」」
「そんな急に言われても……約束○れた勝○の○(エク カ バー)‼︎‼︎」
「「1番ノリノリだし色んな意味でそれはダメだぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎」」
この後それぞれの世界観で大暴れしましたとさ。
読んでいただきありがとうございました。第2話、いかがだったでしょうか。
今回は若気の至りといいますか、作者がどうしてもやりたかったお話です。
もしやり過ぎじゃない?という部分があればご指摘お願いします。
それでは次回、またお会いしましょう。