竜の心臓移植<別章 ある少女の希求´>

　夏休みも終盤に差し掛かったある日の事、伏見空は自分とそっくりな見た目をした女、ドッペルゲンガーを目撃する。ただ事ではないと直感した空は、女を追い掛け、その正体と目的に迫る。


　――物語の語り手が変わって分かりにくかったので、『竜の心臓移植』内で別章扱いにしていた章を抜き出しました。こちらを読む前に本編（竜の心臓移植）の四章<ある少女の希求>を読んでいただけると、話が分かり易くなるかと思いますので、興味があればそちらも是非覗いてみて下さい。