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「ようこそーっ!秘密部署へ!」
わあ。なになに。ここの部署の偉い人って、めちゃくちゃハイテンションなのー?もう私、このテンションについていけないです…。
「えっと、琴羽ちゃんだよね。今から自己紹介と私たちの自己紹介をするからね。」
「え、あ、はい。私は里山琴羽です。未熟者ではありますがよろしくお願いします。」
「うむ、琴羽という名前か。良い名前だ。おっと、自己紹介しなければならないな。せっしゃはプロティルと申す。以後、お見知りおきを。」
「ふふふ。やっぱ、プロティルさんって、自己紹介も堅いですね。あ、私の名前はベリーっていうの。よ・ろ・し・く・ね。」
「みんな、好き勝手に自己紹介をしているのね。」
「そういう部長さんも自己紹介しないんですか。」
「あら、するわよ。琴羽ちゃん、私はメアリーよ。
「みなさん、よろしくお願いします。」
「はーい!まあ、一応基本的なことはやったし、パーティーを開くこととしますか。」
「待ってたぞ。」
「待ちくたびれましたー。でも、やれるんですね!」
「ええ。じゃ、主役を…あ、ここに座らせて…よし、できた。」
ま、待って。ここの部屋ってどうなっているの?何をすればいい?教えてくださーい!!
「「「かんぱーい!!!」」」
「…かんぱーい?」
でもいいや、ちょっとだけ寝よ。おやすみー。
「ふふふ。寝ちゃったわね。琴羽ちゃん。」
「疲れてましたもんね。」
「いい寝がえっぷりだな。」
「あら、プロティル、やっちゃうの?」
「…そんなわけないだろう。」
「それも、そっか…。じゃあ、私たちも寝ますか。」
「えー。もうお開きしちゃうのー?」
「仕方がなかろう。明日は早いのだからな。」
「…分かったわよ。」
「じゃ、明日ねー。」
「明日ー。」