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琴羽と魔本  作者: 三ヶ月
第2章
4/6

「これが、私の働く国一番の図書館かあ~。」

やっぱり、でかい。首が痛くなるほど見てても、頂点がみえないのだから、たいしたものだ。

ギィ---。

「うん?」

よくよく見れば、それは厚くて重そうなドアが開いただけだった。そこから出てきた先輩司書が手招きをしている。そういえば、この後自分の就く部まで案内してくれるんだったっけ。

「あなたが今年新しく入った司書さんですね?」

「はい…。」

「では、案内させていただきます。」

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