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琴羽と魔本  作者: 三ヶ月
第1章
3/6

「じゃーん!」

「本当だー。私、また琴羽の冗談かと思った。」

「ひっどーい。」

「ごめん、ごめん。」

「ま、いいけどさー。そういう里香は、どこ就いたの?」

「えーとね、無難なケーキ屋よ。」

「里香らしいね。小さいころから好きだったもんね、ケーキ。」

「そ、それとこれとは別なんだから。何、言ってんの琴羽。」

「ごめーん。」

「許してやんなーい。」

「そ、そんなー。」

ルルルー♪ルルルルー♪

「あっ、お母さんからだ!……琴羽、私もう帰んなきゃ。」

「もう?もう少しゆっくりしていったらいいのに…。」

「そうはいかないわよ。琴羽も知っているでしょ。お母さんが時間に厳しいの…。」

「そうだけどさー…。」

「また、ゆっくり時間があるときに来るわ。またね。」

「……またね。」

私は、この後一生里香と会うことはなかった。またね。里香。お元気でね。

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