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このお話は、私の友達が書いた作品です。投稿許可は得ています。
「ねえ、おばあちゃん。何で、私の手の甲はみんなと違うの?」
「それはね………。」
おばあちゃんは、それ以上教えてはくれなかった。
幼い少女は、おばあちゃんの聞かないでおくれという気配を悟った。
「お前さんは、お利口さんだねー。」
「えへへへへ……。」
それから、12年がたった。私を最も理解し、助言をくれたおばあちゃんはもういない……。
少女は1人で生きていかなければならない運命を背負ってしまった……。
今日は、私の誕生日。私は、いつの間にか16歳になってしまっていたのだった…。