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SF哲学小説*幽閉された記憶、器としての身体

作者: 3太郎
掲載日:2026/02/07

ワンダーガミラがしくじった顔を見せた。

私はワンダーガミラがそのような顔を見せたことに驚いた。が…

当たり前だ、ターゲットを"ヤリ"損ねたのだから

ターゲットを仕留められなかったのだ。

このターゲットの名前はマサチューチュンマハ世界一の大富豪

ワンダーガミラと私は未来からマサチューチュンマハを消しにきた時空トラベラーヒットマン。


そして私たちは、失敗の結末により消滅させられた。


私たちに仕組まれた監視スイッチにより…


私たちは一瞬に時空屑タイムダストになり消えた。


ワンダーガミラはタイムダストのコンマ0,1秒前に私にだけ修正バグを高速で仕込んでくれた。


「お父さん──」

少年塚本洋太が川岸に倒れていた、人を見つけて

父親を呼んだ。


男は青白い顔で呼吸は止まっていた。父親は躊躇うことなく心臓マッサージお行う。

そして洋太に車からAEDセットを持ってくるように言った。

力強く確実に男の心臓を父親はマッサージし続けた、

男は口から水を吐き出した。

顔に血潮が戻って来る、と同時にタイムダストの修正バグが量子テレポーテーションされ男の意識の中に同期された、のちワンダーガミラのバグは修正された。

そして、私の記憶の最初が脳裏に張り付いた。


しばらくして、目覚めた景色は天井だった...


私は天井を見たまま動くことができない、動かそうとしても動けない。《重い、鈍い、利かない》そういう感覚ではなく私には《操縦できなかった》

そして、私の"操縦者"が目覚めた。

私はその瞬間すべての記憶が甦った。

ワンダーガミラのあの一瞬に込めたものが、私を最低限の生業と形に仕上げたのだった。

私は操縦者のなかで温もりを感じながら号泣した。


夢を見ることはできた、

操縦者の夢であるが…私にも同期されてるみたいだった。

不思議な感覚なのである。

私はその夢から私の操縦者がまだ成人に至っていない私と同じ…性別に感じた。

残念ながら目の前の景色は見ることはできたが、操縦者の身体からは出ることはできないみたいだった…


もちろん操縦することもだ…


しかしワンダーガミラのことだ、修正バグからあの一瞬で私を量子テレポーテーションさせたのだ、《絶対に何かを仕込んでるハズだ…》私はそんなワクワク感をおぼえるのであった。


「えいじ」操縦者はそう呼ばれていた。

私はしばらくその「えいじ」の中にお邪魔することにした。

というか、私にはまだ何も権限が無いのだから、そうするほかなかった。


しかし私はある奇妙な通過していく何かを読み取った。


それは一瞬で横切る

速い乗り物が目の前を「ビュン」と通りすぎるように

速くて見ることはできなかった...


でもそれが、なんなのか分かりそうで、分からないもどかしさがあった。


規則正しくもなく流れは高速の時もあれば、ゆっくりの時もある。

私はそれが何なのか、じきにわかった、


それは「えいじ」の思考が私の目の前を通過していたのだ。


そう私は、えいじにまだ認識されていない?と感じた。


私は

「えいじの思考を読み解こうと考えた」

どうせ時間はたっぷりあるし、もっと言えば暇だったのだ…


調べてみたことがある

私はえいじの操縦には干渉できないが、えいじのどのエリアにも移動できた。

血液でも神経でもない、私という同期物の特別な能力とでも言っておこう。

まずは、えいじに認識して貰わないと話にならない。

私はエリアに絶対ある"記憶の住みか"に訪問してみることにした。


記憶の住みかは統一性はあるが、難しいことはなくそのエリアに入ると緑に変わった、

私を認識してくれているように感じた。

さながらシミュレーションゲームのような感じだった。


本当にそのようだった。


エリアの半分を緑に変えた瞬間、私はえいじの通りすぎる思考を私に同期することに成功した。


無論まだえいじには認識されたわけではない…


私はワンダーガミラがよく口にしたある言葉を思い出した。


「やるからには徹底に、しかし中途半端なら引き返せ」


ワンダーガミラの埋め込んだ修正バグを私が解いていこう

タイムダストは回収され分析されてるはず、バグ突破が確認された形跡などワンダーガミラは絶対に残さない。

これはワンダーガミラの遺言

《私の記憶の最初…脳裏に張り付いた》そう操縦者との同期だと受け取った。


私はえいじの生活を覗き見る。

一種の傍観者となってどのくらいが過ぎたのだろうか…


相変わらずえいじは天井を見上げるだけだった…


もしかして時間はそんなに過ぎていないのか?

私はそう思うになっていたが、私の体感だともうずいぶんと過ぎたような感覚がある。


天井を見ているということは、目は開けている、そばで動く人も見える…

しかしえいじの目線は天井を見上げるだけだった。


私はえいじにどうしてあげるのが正解なのか分からなくなっていた、そして私自身どうするのが正解かも分からなくなっていた。


えいじの目線の謎も今だ解明されない、そう地球から宇宙に出ていけなかった古代人類のような感覚にとらわれていた。


その時、ビックリするようなことがようやく訪れた。

えいじの目の前に過ぎていく思考を読み解けるようになっていたのだった…


エリアを緑に変えた後、私はえいじの"心"というものと干渉できるようになった、"心"は"脳"に挨拶を入れておけばいいと教えてもらったので

《そうしたことが》たぶん実ったのだろうと安易に考えた。


私が考えた通り。

えいじの思考は止まっていた。

止まっていたというか思考が休んでいた。


では目の前に通過していたものは何だったのか?

私は考えたが今は思い付かなかった。


そして私はえいじの思考が停止した、私が量子テレポーテーションで同期した、その前の時間のまでたどり着いた。


「洋太!AEDはもういい、意識は戻った、スマホで119番だ」


洋太は初めての体験を経験してぐったりしていた。


お父さんが119番で話をしているのを見てやっと落ち着きを取り戻していった。


倒れていた男の人は目を開けて真っ直ぐ上を向いていた、その目はうっすら光っているように見えた。

まばたきもせず、真っ直ぐ上を向く目が少し怖かった。


そして、男の人は首をこちらに向け『ぎょろり』と僕を見つめた…


そして、私は確信した…

私は「えいじ」の中に閉じ込められていた。


いや閉じ込められたのか…


ワンダーガミラ!!


えいじの目の発光…

あれはワンダーガミラの人格乗っ取り


私を閉じ込め、塚本洋太の中に移動した?


私は思考のパニックに陥った。

思考を整理したいが、もう悪い方にしか考えられなくなっていた…




「えいじさんはずっとこの病院のベッド上で天井を見上げるだけの生活をもう何年も続けています。」


私の意識が介入できない日がありました。

"あなた"がやってきた日です。

えいじさんは、そういう特異な人のようです。


私は脳の言ってることが直ぐに理解できた、

「えいじは人間意識の特異点」

いわば、我々のようなタイムリープできる特殊種族の出入口であり、閉鎖空間…


いったいワンダーガミラの思惑は何なんだ?


脳は更に続けた…


実は、あなたのような人が来るのは初めてではないんですよ。ねぇこころ


心が言う。


「あなた閉じ込められた30番目の意識体ですよ」


私たちも、もう最初の意識体は覚えてません。

ほとんどの意識体はあなたのように考えもしませんしね。

直ぐにえいじさんに意識に同期されちゃうんです。


あなたが最初に気付いた、えいじさんの通過していたものがここに閉じ込められて同期された意識体の思考です。


えいじさんの思考として流れているように見えますが、違います。


私はこの時、今までの嫌な勘が一気に繋がって、負けを確信していた。


そう、『私はワンダーガミラにここに幽閉されたのだ』

そして、ここに閉じ込められた意識体とは全てワンダーガミラに誘い出された"間抜けな"ものたちの場所だった…


イマリースワンとワンダーガミラは元々ライバルの関係だった。


能力を使い時空を移動して生業とする仕事だった。

私の能力は平凡ではあるが

タイムリープ

タイムトラベル

タイムトリップ

タイムスリップ

全てのことができた、

ワンダーガミラはタイムリープしかできなかったが、その能力は破格だった…


私はこつこつタイプで信頼を勝ち取り、顧客数を伸ばしていった、堅実でそして、"時空法"は絶対に侵さない私だったが…

ワンダーガミラに誘われて、コンビを組んでからはワンダーガミラの超越したの能力、カリスマ性に魅了され、危ない仕事もやるようになっていった。


ワンダーガミラと組んでからの依頼は主に"隠滅"だった…

意識体しか飛ばせないワンダーガミラが、私の能力タイムスワン(全方位特異放出)に被せて能力を倍増させて使うことによって、あらゆるものを"隠滅"していった…


なぜか私の能力にワンダーガミラの能力を被せると歴史の修正が発動されることが全くなかった。これは本当に恐ろしい能力で秩序が、原因が、結果が、ことごとく破壊されていった。

私はいつしか傲った能力者に変わってしまった。師匠から破門されて、そしてこの手で師匠を隠滅で消し去ってしまった。


終わりが近づいていたことは私自身気付いていた。


そして、それをもう終わりにしたくて、ワンダーガミラに最後の仕事にして欲しいと頼みに行った、そして私はここに幽閉された。


ここに幽閉されたのも運命…

私はもう全てを懺悔して、ここでえいじ一部になることを考えていた。


脳がポツリと言った。

「スワンさんの懺悔同期させて貰いましたが、一言いいですか?」


私はビックリして聞き返した。

「ハイなんでしょう?」


「懺悔も反省もいいでしょう…」

怒ったように大声で

えいじさんを勝手に入れ物に使うのは止めてもらえませんか?えいじさんはあなた方の"オモチャじゃありません"と脳がいう。


私は脳の言葉にハッとして、えいじの天井しか見ない日々がこの幽閉によって起こっていることを改めて重く考えた。

えいじの気持ちを何一つ考えていなかったと、後悔した。そして助けてあげたいと誓った。


「分かりました」

私がえいじを解放へと導いてみよう。

できるか分からない約束を私はしてしまった。


ワンダーガミラの能力を上回ることができない私がどうすればいいにだろうと考えたが、ここを出るヒントすら持ち合わせていなかった。


「やっと気付きおったか、この馬鹿者が!」


聞き覚えのある声が聞こえて振り返ると、隠滅された《師匠》が付き出した椅子のようなものに腰かけていた。


「師匠!」

私は師匠に飛び付いて抱きついて、大声で泣いた…


「おいおい、いい図体の男が何を泣いておる、今は泣くのは後回しじゃ、それはワンダーガミラを退治してからじゃ」


「はい…ありがとうございます」

イマリースワンは頭を下げた。


「ワシはここが居心地よくて脳さんと心さんと、ほかの幽閉された意識体とも相性がよくてな、えいじという入れ物には正直このままで居てくれたらと思っておった。

これもワンダーガミラの意識テリトリーがそうさせておるんじゃろうな…」


「お前がここに来てエリアを緑に変えたことは正解だったかもしれん…えいじの脳と心は

こちら側にある、まずはワンダーガミラが持っておる、えいじの意識を取り返してからじゃな」


「お爺さんと、スワンさんは師匠と弟子の関係だったんですね」

これは頼もしいと脳が嬉しそうにいった。


続けて

「しかし、どうやってえいじさんの意識をワンダーガミラから取り戻すんですか?」


「それはここで騒ぎを起こせばいいだけ、

何しろここには30もの意識体が幽閉されておる、それを全て起こしてやれば、ワンダーガミラも慌ててやってくる、

ワンダーガミラはここに幽閉したものから、能力を自分のものに吸い取っておる。

ワンダーガミラは同じ能力を持つものをここに集めて自身の能力のブースターとして利用しとるんじゃよ」


えいじの中に幽閉、幽閉されたものはえいじの意識と同期されて能力は使えなくなる。

えいじはその特異性からワンダーガミラの道具にされてしまったんじゃろうな。


30もの意識体は脳でも、もうその存在を忘れてる、皆さんを呼び起こすことは、可能なんでしょうか?

イマリースワンは聞いた。


心が言う。「それは大丈夫」

えいじの高速に流れている思考こそ、ここに幽閉されているものの《記し》そこから呼び起こせば、意識は集合できる。

スワンよ

お主のタイムリープを意識体に集中させい!

師匠の『喝』が入った。

スワンの集中力がぐんぐん上がっていき、幽閉されえいじの記憶に同期された"記し"次々と具現化され復元されて戻った。


塚本洋太を乗っ取ることに成功した、ワンダーガミラはえいじの異変に気付いて

えいじの特異点にタイムリープしてきた…


自分が幽閉した30もの意識体が復活していることも知らずに...


超越した能力の、ワンダーガミラであったが30もの意識体の前では、もはやその能力も陳腐とかしていた…


ワンダーガミラは一瞬にして終わりを迎える、悪事は歴史の修正が発動され復元され瞬く間に戻った。宇宙の秩序が結果を上書きした。


ワンダーガミラは本当のダストとなり存在が量子に変換された──


「ふわぁ」


大あくびをしながらグイッと起き上がった──


「長い長い変な夢だったな…」


えいじの弾んだ声が病室に響いた。


おわり

【あとがき】

書き出したら止まらない

一気にかいたので、読みにくいと思いますが…

これはAI推敲なしです。

自分の原文です。

AIに長文推敲させると全くダメになります。


私はたぶんこういう話を書くのが好きなんでしょうね。最後の辺りは漫画っぽくなってしまいましたが

結構楽しく書けました。


投稿したものをもう一度読み直したら、誤字も多いし、終盤の説明セリフも多いし…

繋がりもちょっと"アレ?"って感じになりました。

一回修正入れましたが繋がりはうまく行かず(汗)

でも、哲学要素も入って自分では気に入っています。

AI推敲使ってないし今の自分の文章力ならこんなものだろうという感じです。


ここまで読んでくれてくれてありがとうございました。

noteからの引っ越し

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