13.エピローグ
兄たちも幸せになってほしいなぁ。
なんだかんだで、結婚式も初夜も無事(?)に済まし、注:結婚式は私の父兄が滂沱の涙を流して場を混乱させました。「あの宰相が…涙を?普段は冷静に仕事を淡々とこなす宰相が⁉」など、参列者を混乱させてしまいました。
ドレスについては「リンドウ、確かに露出していない。しかしだ。……レースで誤魔化すってのは反則ではないか?」とリューに言われたけど、「このレースに使っている糸の色、リューの髪と瞳の色なんだけどな」と、反論しリューを赤面させてある意味私の勝利となりました。
初夜の効果か?子供にも恵まれ、今のところ2男1女。リュー曰く「この子は嫁にやらん」。
確かに可愛いと思う。生まれてすぐってだいたい猿みたいな感じのハズなのに、この子(娘の名前はエリザベス。愛称はリゼかなぁ?ベスでもいいよね。)は何故か生まれてすぐに美貌を発揮していた。
嫁にはやらん。っていうのは無理だよぉ。第一王女だし。王子の二人は特に王位継承権について劣等感とか持たないように、導かなきゃね。ムズカシイ。
あぁ、それから。リューがまだまだ子供を欲してるみたいなんだよねー。
私だってリューとは違っていつまでも産めないんだよ?出産は命懸けなんだから!
とはいえ、ラブラブに過ごしています。もちろん公務もしっかりしています‼
追伸:阿呆王子はホルスタイン令嬢1号2号と王都から離れた領地(一応公爵領)に飛ばされました。前国王の指示です。廃太子されて、特に何にもしていなかったので、前国王が「せめて領主として、土地を治めろ」と王命を出されました。
種馬ならぬ種牛のようで、子供に恵まれているようです。元々領地にいるような平民のホルスタイン嬢も愛妾として囲っているとか……。
END
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