【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
凄まじい熱量をもって渦巻く霊力。
自分でも信じられないほどの力が満ち溢れる中、幸子が満足げに頷きながら口を開いた。
「霊力ってのは、つまり『心の力』だからね。絶対に子供を守るんだっていうレイの強い覚悟が、限界を突破して霊力を跳ね上げた理由だろうね」
「すごいわぁ、レイちゃん」
つぐみがパチパチと拍手をしてくれる。
しかし、私は自分の両手を見つめながら、静かに首を横に振った。
「はい。でも……これじゃ、まだ足りないんです」
「そーだね」
幸子も真顔に戻り、同意するように腕を組んだ。
「ただ霊力が上がっただけじゃ、結局は力押しになる。心の隙を突かれたりして、また妖魔につけ入る隙を作っちゃうかもしれないしね」
「うん。だから……私、やりたいことがあるの」
私は顔を上げ、まっすぐに前を見据えた。
「そのためには、結界師の意見がどうしてもほしいんです」
「つまり……サトルと、その母である守美ってわけね」
つぐみの言葉に頷き、私は目を閉じて深く意識を集中させた。
狙いを定めるのは、現世にいる愛する夫と、頼れる義母の気配。研ぎ澄まされた今の霊力なら、干渉できるはずだ。
シュンッ!
澄んだ音と共に霊廟の空間が揺らぎ、見慣れた二人の姿がふわりと実体化した。
「えっ!?」
「れ、れいたん……? ここは……?」
唐突な光景の変化に、サトル様が目を白黒させて周囲を見回している。
「私の霊廟の中です。お二人の魂を、ここに招き入れました」
「魂の操作……!? しかも、同意なしに他者の魂をここまで安定して引き込むなんて、なんて高レベルな霊力コントロールなんだ……」
私が事もなげに告げると、サトル様は息を呑み、驚きと感心の入り交じった声を漏らした。
一方、共に喚ばれた守美様はすぐに状況を理解したようで、冷静な足取りで私へと近づいてくる。
「わざわざこんな真似をしてまで呼んだということは、わたくしたちに、何かをして欲しいのね?」
「はい。結界師であるお二人に、お力と、専門的な意見をお借りしたいんです」
私が深く頭を下げると、サトル様が真剣な表情で歩み寄ってきた。
「もちろんだよ。でも、一体何をするつもりなんだ?」
「――妖魔を、この極東から一切発生させなくします」
私の口から飛び出した常識外れの宣言に、霊廟の空気がピタリと凍りついた。
【お知らせ】
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