【番外編】
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
《悟Side》
レイがおかしい。
絶対に何者かの精神干渉を受けている。
あり得ないのだ。彼女が自ら閉心術を用いて、幸子たちを自分の中に閉じ込めるなど。
霊剣を抜いて斬りかかったのは、失策だった。
俺たちは人間だ。
言葉がある。
言葉で、きちんとレイと対話するべきだったのだ。
「レイ……!」
俺は急ぎ彼女の部屋へ向かう。
だが、姿がない。
苦手な霊力探知を試みる。
くっ!
レイの霊力を感じないだと!?
「一体どこへ行ってしまったんだ」
胸が締め付けられる。
取り返しのつかない失敗をしてしまった時のような、嫌な予感が全身を駆け巡る。
「蒼次郎! 朱乃! 真紅郎!」
俺が声を張り上げると、百目鬼3兄妹が姿を現した。
「レイを探してくれ。屋敷には居ないようだ」
「「「!?」」」
三人が目を剥いている。
ということは、お前達にも告げずに消えたのか。
くそっ。一体どこへ。
霊力探知の網を広げてみるが、やはりそれでもレイを感じ取れない。
「木綿様の……淺草にいるのではないでしょうか?」
朱乃が言う。
俺の幼馴染みで、レイの友達である木綿の元にいる可能性か。
「なら、お前達に何も告げずに出て行く理由が分からん」
つまり、やはり緊急事態だ。
精神支配され、どこかへ向かわされているとしたら。
くそっ!
「レイ……」
何ができる。
焦るな、考えろ。
そうだ、俺には異能があるではないか。
俺は廊下を走り、縁側から屋根へと飛び乗った。
黒い瓦が整然と波打つ、広大な武家屋敷の屋根。
高い視点からは、淺草の町並みが一望できた。
「【霊亀】!」
俺は結界の異能を使う。
霊力を漠然と探すのではない。結界を、広げる。
限界ギリギリまで、蜘蛛の巣のように薄く結界を伸ばす。
結界は空間術だ。
界を結んだその範囲内は、俺の領域。
その中にある異物は、手に取るように把握できる。
「レイ様の霊力を探すのですか?」
「違う。レイは閉心術を使ってて、霊力探知に引っかからない」
だからレイの霊力を探すのではない。
俺の知らない【邪悪な霊力】を探る。
ズズズッ……!
脳裏にノイズが走る。
「掛かった!」
レイの霊力は見つからなかった。
しかし、淺草内に、未登録の邪気を感じ取った。
今は朝。
妖魔が外を出歩けない時刻。
それなのに、邪気を発している場所がある。
こいつだ。
「朱乃、悪い。着いてきてくれ。蒼次郎と真紅郎は、母上の元へいって、緊急事態であることを告げてくれ」
俺たちは手分けする。
朱乃を連れて、俺は感知した場所へと向かう。
「どうしてアタシなんですか、悟様?」
「俺は、先ほど失敗してしまったからな」
レイを怖がらせてしまった。
あんな態度を取ったら、誰だって怯えてしまうだろう。
俺は不器用な馬鹿だから、また同じミスをやりかねない。
無論そうしないよう心掛けるつもりだが、やはり俺一人よりは、仲の良い女性が近くに居た方がいい。
それに、仮に行った先の邪気がレイに全く関係ないただの妖魔だった場合、俺がそいつを相手にし、朱乃にレイを保護させることもできる。
だから、朱乃を連れて行くのだ。
「待っててくれ、レイ」
【おしらせ】
※1/19(月)
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