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【Side】五十嵐ひのわ



 ……レイは、ほんとに変わった子だわ。

 自分の力について無自覚だったり、超有名人を知らなかったりする。


 ……そして、極めつけは、妖魔に対する考え方だ。


 あたしたち、極東人からすると、妖魔=すべて悪、という認識を持ってる。それが、生まれたときから、根付いていて、当たり前だと思ってる。


 だから、妖魔を滅することに何の疑問も持たない。体内妖魔たちも、異能を使うための道具。それ以上でも以下でも、と思っていた……。


 でも、レイは違う。妖魔に対して、人と接するのと、なんら変わらない接し方を、自らの体内妖魔であるザシキワラシとしてるのである。


 ……それを見て、あたしは……レイに対して、凄いなって感想を抱いた。

 妖魔と仲良くするなんて、けしからん! みたいに、反発する気持ちは無かった。


 相手を理解することって、本当に難しい。妖魔は敵、すべて悪。見つけ次第滅する。そういう考え方の方が、楽だろうに。


 レイは、そうしない。妖魔にも事情があるのだと、妖魔に寄り添った考え方をする。

 彼女が、極東の生まれじゃあないから、そういうことができるのだろうか……。


 ほんと、凄い子だわ。さすが、悟の花嫁となる女。二人は、ほんとにお似合い……。うう……。だめ、また悲しくなっちゃった。吹っ切れたつもりだったのに。


 悟は、あきらめた、つもりだったのに。

 うう……。


『なに諦めとんねん。まだ勝負は始まってすらおらんやろがっ』


 ……ん?

 なんの声だろう……? 女性の声……?


 ……幻聴かな。あたしら三人以外に、他に人は居ないんだし。


『お? なんや……急に波長が合ったで……? こりゃ、もしかしてあの嬢ちゃんのおかげでやろうか?』

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