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葉月台ニュータウン

ま、ここまで来るの大変だったよな…



ニュータウンの中にさまざま建っている

中高層住居の、かなり古めな建物。



まーさ、ニュータウン中央ならもっと良い住居がさ、あったんだけど。今の状況なら、こんなのが限界かな。中央は紹介状ないと住めないしね。



麓の街から、葉月台ニュータウン中央

そしてそこから40分に一回ずつ走る

葉月台ミレニアムバス…まあ、コミバスかな。


その左回りと右回りの、ちょうど円形の対岸くらいな



奥葉月台センターから、徒歩5分くらい。



古めな建物のまわりは、かなり雑草とホコリみたいなクモの巣ぽい何かがやたらとあって


そんな良い雰囲気じゃないけど



まあ、家賃安いし

紹介状いらないし。



紹介状てさ、どっかの上位能力者のお友達でもなきゃ、手に入んないし。



センター行ったらCCCPみたいな名前な、なんだか共同売店奥葉月店あって、それなりにいろいろ買えるし、そこになきゃ、ミレニアムバス乗ってニュータウン中央行ったらかなりデカめなモールあるしさ。



40分おきなんが不便ていや不便だけど


ほら、ここ

円形の対岸だからさ。



左回りでも右回りでも


中央まであんまし時間変わんないし。



つまり、だいたい一時間3本はさ

モールにつながってるんだから、そりゃ全然あり。



部屋に入って


VRナビシステムのスイッチをつけて


ゲームスタート。



このシステムてさ、最高なんだよね。


これが完備されてるのが

葉月台ニュータウンの最大の魅力。



あとは、このリアル世界連動型バーチャルワールドを活用して


完備されたニュータウン内住民から

リアル仲間を見つけるだけなんだよね。



このシステム完備タウン探すまで

大変だったんだからさ。



ほんと、苦労したよ。


ベイサイドシティみたいな

建て込んだとこやら


そこから登った

やけに住民のプライド高い洋館街やら。



完備タウンがその奥の山麓部とはね。


思ってなかった。うん。



バーチャル画面に

ずいぶん可愛い二次元女子。



あー。着いたんだ?じゃ、そっちたらふく楽しんでねー。



はーい。じゃ、表歩いて街の人探してみるー。




カプセル型の

なんだかエレベーターぽい

だけど定員1人な


ま、さほど落下圧ないフリーフォールみたいな

ビル脱出ビニール筒みたいな。



そんなんに乗って



おもて。



おもて。








あれ?人がほとんどいない…



すみませーん。バーチャルシステムきちんと登録済みの私が引っ越してきましたよー。



あれ?やっぱ




いない…





いない…



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