翔という者さんがただ者ではない件
翔という者さん(以下・翔さん)がただ者ではないところ。
それは、創作に対してまっすぐ真摯に向き合っているところです。
メイン連載の『太陽の勇者は沈まない ~マモノ災害と星の牙~』
https://ncode.syosetu.com/n7604fr/
この作品は、特殊な力に恵まれた少年少女たちが、異能力を扱う怪物「マモノ」と戦う物語。
冴えないゲーマー高校生・日下部日向を中心に、魅力的なキャラクターたちが迫力のあるバトルを展開する、異能と運命の冒険活劇です。
2019年8月より開始されたこの長期連載は、2022年3月10日現在、第950話を突破されました。文字数にして400万字以上!
これだけの長編を毎日投稿し続けるのは並大抵のことではありません。しかも面白いんです!
筆力に加え、構成力、発想力。
書き続けるためには、精神力のみならず体力も要求されます。
執筆時間の確保なども、なかなか難しいものです。
私たち書き手は、ときに斜に構えたり、自己を卑下してみたり、思うようにいかない境遇を嘆いてみたりと、心は落ち着きません。
書き手でなくても、心身の浮き沈みはあるものです。
翔さんだって、お忙しいときもあるでしょう。
実生活を送る上で、大変な状況もあったと思います。
そうした中で積み上げられた、400万字という膨大な文字数。まさに、翔さんの人生から紡ぎ出された物語といえるでしょう。
「作家の人格と作品を一緒にすべきでない」という意見もあります。
たしかに一理あるとは思いますが、一方で「この人でなければ生み出せない作品」というものもあります。
文豪の三島由紀夫も、「文は人なりというのは、最終的には真理である」というようなことを書いています。
※確か『文章読本』だったと思うのですが、手元に本が見当たらず。違っていたらスミマセン。
あくまでも私の印象ですが、翔さんはいつも真っすぐに背筋をピンとのばしておられる感じがします。
創作に対して、どこまでも真摯な翔さんだからこそ生み出せる作品だと思うのです。
『人は、独りでどこまで頑張れるか。』
https://ncode.syosetu.com/n1475hg/
一人で頑張り続けることの〝しんどさ〟と、たった一人の応援でも救われること。
この物語に私は心から共感し、ファンアート(FA)を描かせていただきました。
ここまで書いていくと、翔さんを知らない方は孤高の作家のように思われるかもしれません。
でも翔さんはフレンドリーで、決して堅苦しくなく、さわやかで、全力で遊びまわる少年の印象もあります。
映画『スタンドバイミー』で描かれた夏休みの少年のような、あの無敵感。
根拠はないんですけど、どこまでも行けちゃうような。
あくまでも作品を読んでの印象なのですが、私は翔さんの印象をそんなふうに思うのです。
『鼠よ、この空の果てまで飛んでいけ』
https://ncode.syosetu.com/n7316hg/
この作品の飛翔感も、翔さんならではだと思います。
『一人の読者が応援ポイント10点とお気に入り登録をあげたら、女の子勇者が異世界最強になった。』
https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n8596hg/
この作品に登場する、勇者アスティちゃんも魅力的なキャラクターですね。
※なお、サンタ風ビキニを着用したこちらのアスティちゃんのキャラクターデザインは、七海糸さま(https://mypage.syosetu.com/2181005/)のイラストをもとに作成させていただきました。
◇ ◆ ◇
最後に、誰もが気になるお名前の由来について。
なろうに登録された当初のユーザー名は「翔」の一文字だったとか。
「翔、という文字と響きが気に入っている」のだそうです。
どうしてユーザー名を「翔という者」に変えられのか。
それは、「自分の名前をクリックすれば自分のユーザーページに戻れるけど、名前が一文字だとクリックしにくいな!」という理由からでした。
翔さんは活動報告にてこんなふうに述べております。
〝ある日、初対面の誰かとメッセージでやり取りをさせていただいたときに「はじめまして。翔という者ですー」とメッセージの冒頭に入力。
その瞬間、「そうだ。いっそ名前を『翔という者』にして、『翔という者という者ですー。(誤字にあらず)』とか書けば面白いんじゃね?」と思い立ち、今の名前になりました。〟(※2021年 10月26日の活動報告・バトン回答を参照)
そんな「ただ者ではない」翔という者さん。
これからも翔さんの創作ライフから、目が離せません!




