トウヤ君!わっ、私と観覧車に乗りましょう!!!
駅からバスで30分ほどの山道を抜けてついに遊園地に到着した。
自然豊かな山の中を開発してできた遊園地は新鮮な空気がおいしく感じた。
「トウヤ君!最初に何に乗ろうか?」
「そうだねえ、とりあえずあのコーヒーカップに乗ろうか」
3人同時に乗れるコーヒーカップを選ぶってのがさすがはトウヤ君だわ。
「コーヒーカップに乗るのは初めてですわ」
四万十川さんは非常に楽しみだといわんばかりの表情をしている。でも結構意外だわ。コーヒーカップなんてその辺の遊園地にあるはずだし。
「もしかして四万十川さんってさ、遊園地に来ること自体初めてだったりするの?」
「実はそうなんですの。ずっと遊園地に行きたいなと思っていまして」
「それは意外ね。中学の時に友達とか恋人と行ったりしなかったの?」
「そういう縁はございませんでしたねえ」
縁がないってことは友達とか恋人がいなかったってことなのかしら。容姿も悪くないし私以外に対しては性格悪く思われるようなことはしてないからまあそれは考えられないか。
「そう。まあ早く乗りましょ!」
コーヒーカップに乗ったのち、川下りみたいな乗り物や、絶叫系のマシーンとかに乗っているとすぐにお昼になってしまった。私たちは売店でたこ焼きとかラーメンを買って、パラソルがついているテーブルについた。
「午後はどのアトラクションに乗りましょう?」
四万十川はトウヤ君にパンフレットを見せながらそう言った。
「うーん…そうだなぁ、絵美里は何に乗りたい?」
「そうねえ、あ、観覧車なんてどうかしら」
好きな人と一緒に遊園地って言ったらこれしかないわ。まあ四万十川もいるんだけど。
まあいいわ、今日は午前中だけでもとっても楽しかったし。認めたくないけどこうしてトウヤ君と一緒に遊園地に行けて楽しい思い出を創れたのは四万十川のおかげだわ。まあ、お礼もかねてみんなにアイスクリームでも買おうかしら。
「私ちょっと、お手洗いに行ってくるね」
「はいよ」
トウヤ君から離れる時間がちょっぴりもったいないと感じたけどまあいいわ。
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ここからちょっと離れたアイスクリームの売店に行って抹茶アイスを3本購入して元の場所に戻ったその時であった。私は思わずアイスクリームを地面に落としてしまうほどの衝撃を受けた。
「そっ、そんな。そっ、そんなことってないわ。とっ、トウヤ君に限ってそんなことって……」
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