9.『雷と炎と氷水』
「くっ…雷の魔法。ヘルブレイド。雷の魔法。ボルトチャージ…」
バカ楓!なんで命を粗末にしようとするのよ!せっかく平和的に終わるようにしたのに!
「私の命より…貴女を倒す。それが大事なんです……」
「なんで?自分の命だよ?大事にしなきゃいけないんだよ!?」
「真夏…約束は守るものですよね?…だから私は命を捨ててまで約束を守るのです…奥義、雷演舞刃」
ん〜いくらペンタ君でも無理かな♪とりあえずバカ楓♪いくら温厚で大人しくて良い子な私でもキレるからね☆
あっ!今、変な顔したでしょ!?後で夢に出て燃やしてあげるね♪
「盾の魔法。ミラーシールド」
ペンタ君の魔法力を大量に使って創った反射鏡だよ♪この世界で防げないモノは無い最強の盾だよ♪
あっ!嘘だと思ったでしょ♪燃やすよ☆
嘘付かないもん♪だってヤンデレと書いて大和撫子と読むから☆
「なぜ…真っ直ぐ返さなかったのですか?……」
「勝てないのが解れば降参でしょ?」
「本当に…私の手がこれだけだと?………」
うふふ♪本当は気付いてるクセに♪私の方が強いって☆
どんなに頑張っても勝てないってさ♪
「言いましたよね?私は相討ちでも良いのです!……!?」
「炎の魔法。スピードファイアー!丸薬はもう二度と飲まさないよ♪」
「なら…私は人間として貴女にはもう挑みません!………」
うはぁ☆何する気なの?
雷が楓ちゃんを取り巻いてる♪
まだ何か隠してるなんて♪
諦めなよ?諦め悪いとうざいよ?あっ!元々だったね♪
「怒りし竜神よ!我に応え!我の内に宿りて眼前の敵を汝の雷にて焼き払え!」
あれれ?無視?心読めるんだよね?
しかも祝詞なんて…町を浄土にする気?うふふ♪そんな事させないからね♪
「結界の魔法。クリフシールド」「雷の魔法。真、ボルトドラゴン!」
あれれ?雷が楓ちゃんに落ちてドラゴンのシルエットが浮かんだ!!すっご〜い♪…じゃなくて!まさか?自殺?嘘だよね?
「使ったのか…楓…」
作者さん♪ボルトドラゴンだよね?出るのはド・ラ・ゴ・ンだよね?何で男の子なの?詐欺だぁ!ペテン師だぁ!
「はじめまして。僕は雷竜、ニクル。そしてさようなら…雷の魔法。ブレイクソード」
雷の翼?黒い雷の剣?ちょっと!作者さん!あの人何かカッコイイよ!私の下僕にしなきゃ☆
って!そうじゃなくて!楓ちゃんは?
「楓は…分かってる癖に…」
「何をよ!」
「楓は死んで僕になったんだよ」
「くっ!……」
なんで!ねぇなんでなの?作者さん!なんでこんな事に成っちゃったの!
「君が楓を追い詰めたからだよ」
「うるさい!私は…」
「死にたくないなら全力を出しなよ」
「きゃ!」
ペンタ君があんなガキの剣に競り負けるなんて…うふふ♪望み通り楓ちゃんの仇は取らして貰うね♪
「仇か…どうでも良いけどね…」
「打撃の魔法。ペンタ君デストロイ」
作者さん…今まで確かに色んな人いたよ…ねぇ♪なんでこの子人差し指一つで止めてるの?
「コレが本気?なら死んで…」
「秋月流殺法。壱の型。拾の章。龍神波!あはは♪真夏ちゃんをどうするって?」
「何かした?」
ねぇ?確かに今、龍神波ヒットしたよね?
なんでコイツ無傷なの?
「真夏ちゃんをどうするって?ねぇ!!」
「ころ」
「秋月流殺法。壱の型。玖の章。蓮連打」
「落ちたね…千春…」
「秋月流殺法。壱の型。捌の章。硬脚」
「もういいよ……」
「くっ…秋月流殺法。壱の型。伍の章。守円脚」
「おやすみ…雷の魔法。ヘヴンサンダー」
「きゃっ!!!」
あれれ?作者さん…嘘…だよね?千夏ちゃんが…こんなにあっさり…
「生きてるよ?殺すのは君だけだから…雷の魔法。ブレイクソード」
「印の魔法。ペンタ君」
ごめんね…ペンタ君。
ペンタ君の負担が大きいからあまり使いたくないけどあの子は危ないから…
「まだ…ダメなんだ…」
どうして?ペンタ君の魔法力が溢れるなんて…私の魔力でも一日分なのに!
「君も……もういいよ…もう僕に見せないで…」
何を言ってるの?
ニクルって言ったけ?電波なのこの人?
それに…千夏ちゃんもだけど私の事も知ってるって…もしかしてストーカー?
「違うよ!」
どことなく楓ちゃんを彷彿させる発言♪…あっ!…わっ忘れてないよ?そうだよ!楓ちゃんの仇討ちしなきゃ!
「忘れてたんだ…別に良いけど…」
違うもん作者さんが間あけ…
作者さん…ひどい…
良いもん♪良いもん♪やつあたりもとい仇討ちするから♪
「と言う訳で燃えちゃえ♪炎の魔法。ヘヴンボム」
「…たかがヘヴンで燃やそうなんて舐めないで貰いたいよ」
「炎の魔法。ヘヴンボム」
「だから」
「炎の魔法。ヘヴンボム」
「いい」
「炎の魔法。ヘヴンボム」
「加減に」
「炎の魔法。ヘヴンボム」
「しなよ!」
あはっ☆全部切られて無効化されちゃった☆
「ファイアーブレスで逃げるつもり?」
「違うよ?いつも言ってるでしょ?魔法力だって♪」
もう何言ってるのかな?魔法力は飲まなきゃ♪別に飲まなきゃやってらんねぇ…とかじゃないよ☆
「印の魔法。ペンタ君」
「なるほど…落ちてもマナはマナと言うわけなんだね…」
さすがに二発目だと満タンに成らないね♪ジューシーに焼いてあげるからね♪ニ・ク・ル♪
「それでもブレイクソードはあるよ?それでどうジューシーに焼くのか教えてくれる?」
「簡単だよ♪…起きなよ千夏ちゃん♪」
「ふみゃ?まだ眠いよ…」
「千夏ちゃん…あの人が千夏ちゃんの下着をお兄さんから受け取ってたよ?」
「秋月流殺法。壱の型。拾の章。龍神波♪」
「炎の魔法。ヘヴンボム」
これならジューシーに焼けるでしょ?
デフォルメされた爆竜だよ♪可愛いけど通った後は空気さえも焼いちゃう困ったちゃんなんだ♪
「それじゃ先に兄様にお仕置きしてくるね?その後は真夏ちゃんだからね♪待っててね♪」
「い・や♪」
もう居ないんだけどね♪千夏ちゃん☆
「驚きだよ…」
うふふ♪さすがにこのムカつくガキも満身創痍だね♪
「ここまで…落ちてるなんて…」
ぼろぼろなのに憎まれ口叩くなんてムカつくな♪
「ぼろぼろ?…そうだね…″ぼろぼろ″で済んだんだよ…」
「何が言いたいの?」
「くっ…本当は…」
「氷の魔法。アイスニードル」
「くっ…蒼炎か……楓…ご…めん」
「楓…封印を解くなんて馬鹿な子…」
どうして…どうして居るの?
「蒼炎ちゃん!?どうして?」
しかも魔法射つなんて作者さんお構い無し?私だけのアイデンティティーの魔法少女なのに!
う〜ん…燃やしちゃえばいいか♪
「炎の魔法。ファイアーブレス」
「うふふ♪何がしたいの?」
あれ?届かなかったのかな?蒼炎ちゃんの目の前で消えちゃった♪
「炎の魔法。ファイアーブレス」
「うふふ♪魔法はこう射つのよ。氷の魔法。アイスニードル」
「きゃっ」
氷のクセに!単なる氷のクセに!なんで私のファイアーブレスをくぐり抜けるのよ!作者さん!
こうなったら!秘技を使うんだから♪
「四年二組。集合。押さえ付けろ!氷の魔法。アイスフィールド」
第一話以降、炎の魔法少女を売りにしようと思って使ってなかったけど…燃やせないんだもん凍らせちゃえ♪
多少の犠牲は気にしたらダメだよね?
ピキピキ…?何か氷にヒビが見えるの気のせいだよね?
「うふふ♪マナ。アイスフィールドはこう射つのよ♪氷の魔法。アイスフィールド」
うっは☆すっごい寒い♪
それに町まで凍ってるよ♪凄いね♪
あれれ?蒼炎ちゃんを中心に遠い方から町が砕け始めてるよ?どうして?
「コレが本当の威力のアイスフィールドよ♪」
今更だけど…キャラ変わってない?蒼炎ちゃん♪
………あっ!今気付いたけど作者さん以外ツッコミがいないよ!だから放棄しないでツッコミ♪
う〜ん…こうなったら…
「蒼炎ちゃん…そう言う子だっけ?」
「うふふ♪貴女だって黒いじゃない♪」
流されちゃった☆楓ちゃんならもっとキレのあるツッコミしてくれるのに…
その楓ちゃんは今、性転換して電波を更に集めて今や串刺しの単なるした…
「殺さないで下さい………」
「あれれ?生きてたの?」
「うふふ♪当たり前よ?この状態の世界ではまだ誰も死ねないもの♪」
何を言ってるか分からないけど良かった♪生きてて☆
楓ちゃんが死んだら…ツッコミが減るもの♪
「…すみません………」
「うふふ♪仕方ないわよ。貴女じゃ出来ないのは知ってたもの♪」
「………」
あはは♪コイツ等私の事無視しやがった♪
燃やしちゃうよ☆
「だから私が直々にするわ♪」
「いえ…私が……くっ……」
「無理よ。楓、その体じゃ…」
「それでも…」
「それにもう終わってるもの♪」
綺麗…じゃなくて凍った町が弾けて雪みたいに降ってるよ!どうして?
私にも覚えさせて!作者さん♪
どうしたの?作者さん?覚えさせてくれるの♪なになに?…町潰れたなだって、分かってるよ!そんな事!だから蒼炎ちゃんを燃やして、復元の魔法使うの!
まだ何かあるの?…出来るのか?だってやるの!やらなきゃいけないの!だって私は正義の味方だもん♪
「炎の魔法。ファイアーブレス」
「まだ歯向かうの?良いわ。少しだけ遊んであげる♪水の魔法。ウォーターアロー」
「炎の魔法。スピードファイアー」
あはは♪蒼炎ちゃんモロぐらい♪
爆煙から現れた蒼炎ちゃんはどこまでジューシーになってるのかな♪
「うふふ♪何かしたかしら?」
「蒼炎ちゃんはどうして町をあんな目にあわしたの!」
「必要だからよ♪さぁもうおやすみなさい♪マナ…氷の魔法。アイスニードル」
「きゃ…」
♪
あれれ?私どうしてこんな所で寝てるの?
「よぉ…起きたか?」
「幸多さん?…」
私の服、ぼろぼろ、近くに幸多さん、朝日が眩しい…決まりだよね♪
「なぁ…真夏じゃないのか?町をこうしたのは…」
もぅ…もう少しだけ現実逃避させてよ幸多さん…
あ〜あ。町が荒野になっちゃてる…
「幸多さん。違うよ…それよりも楓ちゃん居るんでしょ?」
「はい………」
「説明するよね?」
「それは…」
「するよね?」
「……貴女は本当に全てを忘れたのですね」
「蒼炎ちゃんもニクルって子も楓ちゃんも何が言いたいの?」
「…そこのロリコンさん」
「誰がロリコンだ!」
「この災害での死者は?」
「スルーか!スルーなのか!」
「死者は?」
「ちっ…ゼロだよ!」
幸多さんも何を言ってるの?町は荒野になってるんだよ?ゼロなんてあり得ないよ…
「確かにゼロなんです。下を見てください………」
うっは☆皆、元気にキャンプ張ってる♪すごいね?この町の人達♪
でもどうやって免れたんだろ?ふっしぎ〜☆
「誰も死んでないのは全て貴女のせいなんです………」
さすが私♪無意識でも町の人を守ったんだね♪
〜To be next〜
千夏「秋月流殺法。壱の型。参の章。地脚」
真夏「炎の魔法。スピードファイアー」
千夏「秋月流殺法。壱の型。弐の章。連脚」
真夏「打撃の魔法。ペンタ君スラッシュ」
千夏「はぁ…はぁ…」
真夏「…ふぅ…千夏ちゃん♪休憩なんてさせないよ!打撃の魔法。ペンタ君デストロイ」
千夏「はぁ…っ秋月流殺法。壱の型。伍の章。守円脚」
千夏「はぁ…どう…して…?」
真夏「はぁ…はぁ…この状況で聞く?」
千夏「この状況…はぁ…はぁ…あっ…」
真夏「ポッキーが…全滅だよ♪千夏ちゃんのせいで!打撃の魔法。ペンタ君デルタアタック」
しょうもない理由の戦いはまだ続きます。