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4.『神路 幸多(名前負け)』

真夏「四話目の完成です」

千夏「どうしたの?元気ないよ」

真夏「それは…」

千夏「それは?」

真夏「遊杏島に先越された〜」

千夏「えっ…でも、いつかは更新するよ?連載なんだもん」

真夏「今頃。あの女、鼻で笑ってるもん」

千夏「宮里さんはそんな事しないよ?きっと」

真夏「それにね…私達のキャラが何か違うよね?」

千夏「そう言えばそうだね」

真夏「作者さん。次までに直してね♪直さないと燃やすよ☆」

読者の皆さん。こんにちは。

俺の名前はご存知だと思うが改めて自己紹介しよう。

神路 幸多。幸多くありますようにと名付けられたが…あんな奴を介抱したせいで俺は住んでいたアパートを失い、毎話。毎話。燃やされ、時には叩れている。

最近、裏(作者に)で名前負けキャラと言う不本意な位置に付けられている…

それもこれも全てアイツの!マナのせいだ!

「と言うわけで今回集まって貰ったのは他でもない!あの馬鹿泥酔アホ娘にいつかは痛い目に遭うと言うことを教えるための作戦会議だ」

そう。いつまでも俺はやられキャラではない!

仕返しをするんだ!

「この人、深い意味で可愛そうです………」

「楓ちゃん。ダメだよ、本当の事でも言ったら…」

「とにかく警察呼びます………」

「はぁ?待て、待て。なんでいきなり警察なんだ?」

「甘い言葉で呼び出されて来てみたらロリコン男が一人、私達を待っていたからです………」

「おい。甘い言葉って『協力してくれ』と言った事か?どこに甘さがある?それに俺はロリコンじゃねぇ!」

「今のこの状況を見ても言い切れますか?ロリコンじゃないと………」

今のこの状況…行き付けのカフェのボックス席で、俺と女の子二人が向かい合って話している。

どこにロリコンの要素があると言うんだ。

「お前、何かマナに似てないか?」

「神路さん。後で裁判所から封筒、送ります………」

俺…もしかして。もしかしてだが!人選ミスしたか?

あの時、俺がマナに誘拐された時にこいつ等がマナと争っていた気がするんだが?

気のせいだったのか?

「あっ…まって。楓ちゃん」

やはり気のせいか…チッ!くそ!これだから最近のガキは嫌なんだ。

話しは聞かない。興味がないと居なくなる。なにより生意気だ。

「雷の魔法。ライトニングボルト。貴方みたいなロリコン大人よりマシです………」

くそ。最近のガキは魔法が使えるのが普通なのか?おい!作者。

なんだよ!言いたいことあるならはっきり言え!

そんなわけ無いだろ?名前負け。

作者、死ね!死んでしまえ!

くそ!俺だって必殺技の一つぐらい…

仕方ない。授けてやろうか?名前負け。

作者。さっきは悪かった。俺にも必殺技をくれ!

いいか?相手に流し目プラスウインク一つ。これぞ、流し目アタック。

作者。やっぱ死ね!死んでしまえ!

何が流し目アタックだ。ふざけるな!

もういい、結局頼りになるのは俺しか居ないんだ!

「お会計。2500円です」

「800円だろ?」

「先ほどお連れ様がお持ち帰りも買っていきましたので」

ほんっとうに人選ミスした!!!

ふぅ…落ち着け。俺!

相手は女性店員。さっき授かった必殺技を使って切り抜けるんだ。

「流し目アタック」

「何してるんですか?」

作者。マジで死ね!死にやがれ!

なんだよ。なんなんだよ!今回は!

マナに仕返し出来る話じゃなかったのかよ!

「すみません。ツケでお願いします」

「"また"ですか?」

「ほんとすみません」

「分かりましたけど、ツケ払って下さいね?」

アイツに逢ってからだ。

こんなになったのは!

「か・み・じ。さん♪」

そう!コイツのせいだ!

「マ〜ナ〜」

「炎の魔法。ファイアーブレス」

「てめぇ。出会い頭に燃やすな!」

「神路さん…そんなつまんない事はいいの」

「つまんないってな!お前」

「打撃の魔法。ペンタ君スラッシュ」

絶対に泣かして謝らせてやる!

執念だ!執念でアイツを完膚無きまでに痛め付けて泣かすんだ!

なんだ作者に読者。あぁ?ガキ相手だろ?知るか!ガキが一升瓶、振り回して。口から火を吹くわけ無いだろ!

「神路さん。起きてるでしょ?いい加減立ち上がりなよ?」

「ぜってぇ泣かす!」

「神路さん!そういうプレイが好きだったの?!」

おい。こんなぶっとんだガキいるか?

いるか?いるのか?いても俺はガキとは認めねぇ!少なくともコイツは歩く犯罪者だ。

犯罪者には鉄槌を!

「あれ?神路さん。いきなり積極的になってどうしたの?」

間合いさえ無くなればこっちのもんだ。

それに俺は女の子に突進してんじゃねぇ。犯罪者に突進してんだ!

「でも…私と貴方はとっくに終わってるの!打撃の魔法。ペンタ君デストロイ」

今日も空は青いな…

どこまでも透き通ってるみたいだ。

でもそんな空を見るとムカつくんだよ。

飛ばされることに慣れた自分を嫌でも実感しないといけないからな。

「起きて、神路さん。起きて私の話を聞いて」

よく言うな。お前、出会い頭に燃やしたじゃねぇか!

しかも今寝てるのはお前のせいだろうが!

「てめぇ。やりやがったな!」

「三下セリフより私の話を聞いて神路さん」

…やけに話を聞いてもらいたいみたいだな?

そうだ…

「マナ、お前が俺にして来たことを土下座で謝れば聞いてやる」

なんだ。作者!その冷たい目は!仕方ないだろ!悔しいが勝てないんだからな!

読者までそんな目で俺を見るな。

分かねぇんだよ!お前等じゃこの苦しみは!

手段なんか選んでられるか!

「それで良いなら良いよ?でも…神路さん。端から見たら…神路さんがちょっと…」

えっ!今この展開でかしこまるか。コイツ!

しかも人通りの少ない道だったのに。何故、今はこんなに人通り多いんだ。作者!

呼んでみた、だ!ふざけんな!ボケ作者!

だがな。甘く見るなよ。俺の執念を!

「やれ」

どうだ!参ったか?俺は言ってやったぞ。

世間体?知るか!コイツに出逢った次の日に捨てたわ。そんな言葉!

分かるか?近所で自分のアパート燃やした犯人扱いされて、女の子に暴力振るってた。と言う烙印を押された者の悲しみが!

「四年二組。集合。押さえ付けろ」

なんだ。いきなり?ガキ共が俺を地面に押さえ付け始めやがった。

「くっ離せ!」

力込めて降りほどこうとしてるのに離れねぇ。しかもコイツ等、目が死んでねぇか?

作者!どう言うことだ。いったい!

「ごめんなさい。…これでいい?神路さん」

なんだこれは?十数名の目が死んだガキに押さえ付けられる俺。ガキ四人に畳、担がせてその上で土下座するマナ。

当たり前だが俺よりもマナの方が頭が高い。

土下座させたのになんだこの屈辱は!

いやその前に…

「…って待て。下の子、可哀想だろうが!」

「う〜ん。嫌なの?」

「ソンナコトアリマセン。マナツサマノ、オヤクニタテテコウエイデス」

「だって♪」

いやいやだってじゃないだろ!

人間としてやっちゃいけない範囲だろ?それ!

「よっと…そんなことよりね。神路さん」

「なんだ?」

「誰の許し取って、主役やってるの?」

「作者だ。文句無いだろ?」

「神路さん。今から言う二つから一つ選んでね?」

「なにいっ」

「土葬と火葬」

土葬と火葬って両方処理じゃねぇか!

死んだ後の処理なんて選べるわけないだろうが!

「………」

「沈黙と言うことは両方だね♪」勝手に決めるな!俺は生きてやるからな!

そうと決まれば逃げる。どんな手を使ってでも!

「お、と…なを舐めるなぁ!!!」

飛び散れガキ共!俺には必殺技が無くたってこの鍛え抜いた正義の魂と肉体があるんだ!

使えない必殺技などいるか!

「…まぁ、あの人、自分のアパート燃やした人じゃないかしら?」

「なにまた、子供に八つ当たり?」

「やぁねぇ。最近の若い人は危なくなったわねぇ…」

「誰か助けないのかしら?あのままじゃ子供が誘拐されるわよ?」

「あぁん!!」

「ひぃ…」

うるせぇ!ババァ。

無抵抗だと俺が殺られるんだよ。ババァ!!

くそ!何でだ。俺が何したってんだよ!

あれ?目から汗が流れてきた。

何でだろ?わかんねぇや。コンチキショー。

「甘いよ。神路さん…拘束」

嘘だろ?何なんだよ!コイツ等!明らかにガキじゃねぇだろ?

ぶっ飛ばしたのに起き上がって俺にしがみついてきたぞ?

いや…つか。何より、無傷??!!

しかもさっきより強くなってないか?コイツ等の力!

「神路さん。私の下僕を舐めてた、罰だよ♪」

くそ。こうなったら…不本意だが。実に不本意だが!本当の本当に不本意だが!!使うしかないかアレを…

「流し目アタック」

なんで俺がマナなんかに流し目してウィンクしなきゃいけないんだ!

しかも効果無いのさっきやって分かってるのに…でも他にやれる事無いからな…

あぁ。俺、死ぬんだな…故郷にいる、お父さん、お母さん。先立つ幸多を許してください…おじいちゃん、もうすぐ幸多はそちらに逝きます。

「な、何よ。そ、そ、そんな事したって許してあげないんだから!でも、わた、わたし、私に忠誠誓うなら許してあげる!」

なんだ?マナの様子がおかしい。明らかに動揺してるよな?

でも…嘘とは言えコイツ等みたいになるのは、人間として生きてるとは言えないよな?

それに俺はロリコンじゃねぇ!!!

「はぁ?誓う訳ないだろ?」

「炎の魔法。ヘルフレイム」

やはり燃やしやがったかコイツ!

いつか、必ず泣かしてやるからな!

「神路さんの馬鹿!」

あれ?目的達成?マナの奴泣いてどっかに走り去ったぞ?

なんだったんだ?アイツは?

「うふふ♪神路さんでしたよね?」

「そうだけど、君は確か…」

「千夏です♪神路さん。真夏ちゃん泣かしたよね?」

何か黒いオーラ纏ってるよ?この子?

しかもいつの間にここに居たんだ?

「泣かしたよね?」

怖い。純粋に怖い。逃げたい。なんでガキ相手にこんな恐怖、味合わないといけないんだ!

つか答えないと俺、蛇に睨まれた蛙の状態で居ないといけないのか?

「さぁ?」

はい。なんて言えるか!

言ったら間違いなく殺られそうなんだよ!

笑いたければ笑えよ!作者に読者!

「そうか…秋月流殺法。壱の型。壱の章。空脚。弐の章。連脚。参の章。地脚」

あれ?この痛みはあの時の…

「てめぇもマナと組んでたんだな!」

「まだ生きてた♪なら、これならどうかな?秋月流殺法。壱の型。拾の章。龍神波」

こんな可愛らしい龍に殺られる訳ないだろ!馬鹿にするな!

…って、あれ?何で俺ボロボロになりながら飛んでんだ?

つか、すっげぇ痛いんだが?!

「あれ?神路さん。空から私の事追ってくれるなんて考え直してくれる気になったの?」

なぁ…作者。いい加減、俺にどうして欲しいんだ?

なんで落下地点にマナがいるんだ?

「でもね。今じゃなくても良いよ。私も考えたの…急に言って神路さんも困ったからあんな事言ったんじゃ無いかって…」

しかもマナはまだ何か勘違いしてないか?

気のせいか?気のせいだよな?俺はガキには興味ないぞ?ロリコンじゃないからな!

「だから…今日はヘル五発で許してあげる♪」

「はぁ?!」

「私の定位置、奪った罪。完全に許されるわけ無いでしょ♪一発目。炎の魔法。ヘルフレイム」

俺?死ぬ?死ぬのか?このまま…

どうした?作者。

死んで楽になるわけ無いじゃん。

つまり…生き地獄?そう言うことかぁ!作者!

そう言うこと。ちなみに流し目アタックは妄想が激しい子しか効かないから。つまり今のところマナにしか効かないよ。

たちわる!つか使えねぇじゃねぇか!やっぱり!

「か・み・じ。さん♪後四発逝ってみよう♪」



私にも春がきたよ☆

やったね☆

まさか。まさかの神路さんから迫って来るなんて☆

春だよ♪は・る☆

それはそうと作者さん♪

作者「何?」

真夏「土葬と火葬とエサどれがいい♪」

作者「処理?!処理したいのか?作者を!」

真夏「私の主役を他に渡す人はいらない♪それにあらすじ読み直しなさい♪」

作者「それは…千夏ちゃんカモン!」

千夏「うふふ♪逃がさないよ。作者さん♪どうして私、戦いしかないのかな?」

真夏「あはは♪どうしてかなぁ?」

作者「今日はこれくらいでまた次回」

真夏&千夏「「逃がすか!」」

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