もう少し話すことあると思うけど、馬鹿なことしか話していない
俺は携帯電話(かなり旧式のガラケー)をとった「はいテツヤです♪おお君だったのか!」
「毎回毎回飽きないね、でブラパ?(インドネシア語でいくら?の意)」
陽気な声に俺は怒りをぶつける「カスが」
「まあまあ♪頑張ったね」
「クソが。今日も魔法少女で負けたよ」
「うっひょーん、ちっくしょー!君が負けるなんて、そんな馬鹿な!」
「ああ、こんなことばかりやっていた駄目だと本気で思ったよ。もうやめよう」
「そうだな、でブラパ?」
「あー少しは出たんだけど、全然伸びない。他の台も全然出てない」
「そうか頑張ったな、でブラパ?」
「一万円入れて最後の千円になったら、少し熱い演出が出始めて、追加投資して結局でない。そんなのばっかり」
「そういうこともあるさ、大変だったな、でブラパ?」
「くっくっくっく、本当に君はカスだな」
「うひっ、そんなことないよ。君を慰めてあげようと思ってだね♪」
「君、そんな口が悪いと、会社で嫌われ者でしょ?」
「あっはっはっは、そんなことないよ。会社でそんなこと言わないから」
「クソが!」車中、俺は電話に絶叫した。
「あっはっはっはっは!」
「クソが!!」再度絶叫
「そんなに叫ばなくても」
「車の中だから大丈夫、ふう、もう帰ろ」
「そうだな」
「今何やってんの?」
「部屋でゴロゴロしている」
ここから俺の逆襲。
「ゴロゴロにもいろいろあるだろ、アニメ見るとか、アニメ見るとか」
「ニュース見てるよ」
「ニュース見終わったらアニメ見る?」
「さあ?」
「やっぱ今は青い髪の魔法少女が熱いよね!」
「カスが、ぺっ!」
「やあ、たぶん君の好みなら青い髪の魔法少女だって俺わかるから」
「さあな、ぺっ!早く帰れよ」
「まあまあ、まあ帰るけど、じゃあ風呂入った?」
「これから入るけど」
「ああ、ニュース見た?風呂で人が死んでたよね」
「またそれ?」
「違うって、風呂に入ってあまりの気持ちよさにブクブクブクブク、溺れ死んだらしいよ。気を付けようぜ」
「本当に君は嘘しか言わないな」
「嘘じゃないって!だから早まるな、今日くらい入らなくても良いんじゃないかな?」
「今日仕事で汗かいたし入るよ」
「そうか、残念だな♪」
「カスが!」
「君すぐ怒るなあ。カルシウム足りないんじゃない?」
「はは、もう帰れよ。切るぞ。」
「ああ、じゃあな。休みの予定確認しとけよ」
「ああ」