関西底辺かっぺ近江旅行記
時は青春18きっぷが、連日で使用する仕様でなかった頃の2023年3月某日。関西のど田舎に住む私、水魚青二は早朝に家を出発して地元近くの駅から列車に乗り今回の目的地の途中駅の京都駅へ着ていた。
青春18切符を使って日帰り旅、目的地の滋賀県大津市のJR西日本の大津京駅へ行く。そこから近江神宮・園城寺 (三井寺)・大津市歴史博物館へ訪れるためだ。
湖西線へ行くホームに乗り換えるために移動。この時乗った湖西線の普通列車はは乗車客は少なめだった。電車にしばらく乗り大津京駅へ到着。
昼めしでも食うかと思った。駅中のコンビニのセブンイレブンでパンでも買って腹を満たすことに、ちなみによく遠出しても飲食店へ入ることがないことが多い。なぜなら底辺なので節制は必須、それに外食自体が行き慣れていないし、全くの新規で入る飲食店は苦手だからだ。パンを買って食べる場所がないので、駅前のモニュメントのスペースいや本当に小さな公園だったのか、とりあえずそこでパンを2個路上で食うことに、路上飲食にちょっと抵抗がありつつ食べた。路上飲食・・路上テロみたいで真に飯テロみたいなことをしたなと思い返す。もちろん、ゴミは持ち帰りました。
さて、いつも遠出で使っているスマホアプリのGoogleマップで近江神宮へ向かう。
その前に観光地訪問とは別に、この旅の目的はもうひとつあった。ど田舎で実家の近くに店舗がないブックオフとゲオ(セカンドストリート)の優待券を使用することだ。この優待券、株のつなぎ売りという方法で手に入れた。つなぎ売りで優待品をもらうには信用取引が必要だが、優待をもらう以外の売買取引をして儲けようと手を出してしまった結果、今までもらった優待以上の損失を出してつなぎ売りは撤退した。
話を戻して、まずは、セカンドストリート西大津店へ立ち寄る。店は大きくていろんな物があったが、やはり良いものは先に売れていくのか自分が来店したときには確実にお買い得で満足できるという商品がすぐ見つからなかった。電波時計、ノーブランドの小型のデジタル置き時計を1000円くらいで見つける。前にセイコーの電波置時計を買って、今回は玄関にも置こうと思った。電波時計、1回買うともう電波じゃない遅れが出る時計に戻れない。買った結果、玄関においていたが後日、時計がなくなっていた。甥っ子が置き時計が好きらしいので持っていったのだろう。あのセカンドストリートの中で納得した商品なので今自分が使えないのは惜しいと思っている。それとバンダイの美少女プラモを買った。
次にブックオフ滋賀西大津店へ向かう。最近のブックオフはシャレたスタイリッシュな店内だ。優待券でコレクションしているレトロゲームを買う。今回はゲームボーイアドバンス用ソフトのテトリスを買った。バイトの兄ちゃんが優待券の使用が分からず時間がかかった。こういうことはコンビニのクオカード使用の時もたまにある。
さて、買い物も終わった。せっかくなので琵琶湖護岸まで行こうと、柳が崎湖畔公園までやってくる。桜が咲いていた。そこから護岸へ行こうとしたが、そこまで行くには敷地侵入になるので今自分がいるところから見える琵琶湖の水面を見る。
そして歩いて近江神宮へ向かう。行く途中の道はある程度傾斜があった。そして神社入り口の鳥居へたどり着くことができた。そして本殿へと向かう。そこまでの神聖なわびさびのある道を通る。心が清らかになるような感じがした。そして清めの水の場へ着く。今なら清めの水でもうかつに手を洗ったり、飲んだりできない。昔の時代なら清潔すぎる水なのだろう。
そして、本殿までの石階段を上がる。親族と小さい子、何組かとすれ違った。何かの家族行事へやってきたのだろう。本殿へ到着。もちろん激安を追求する旅なのでお守りとかは買わない。神宮を一周。途中に壁に百人一首かるた札画像を拡大したものが掲示してあった。そういえば百人一首で有名で大会が開かれてたんだっけと思い出した。近江神宮、百人一首といえばマンガやアニメのちはやふる。自分もアニメをよく見ていたし、マンガも電子書籍で数巻持っている。近江神宮といえば天智天皇を祀る神社。天智天皇は、自分が唯一、百人一首で覚えている「秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ」の和歌を詠まれていて縁があるなと思った。神宮へお賽銭を入れて願いを込めて参拝。人生上手くいくように願う。執筆中の今の現状は、生活環境はうまくいっている、自分自身の感情面は欲や不満でうまくいっていない現状である。今の生活環境をうまくいくようにして下さったと思いたい。今後、神社で祈る時は人生に満足できて豊かで明るい安定した安全な面白い人生が送れるようにしてくださいと願おうと思う(欲張りかw)。
次は三井寺に向かうために、歩くただ歩く、大津市役所庁舎を通り過ぎて三井寺に到着。入り口で寺の入場料を払う。寺の内容は正直に申し上げると、今までの人生で数社の寺をある程度見ているので、ものすごい記憶に刻まれたものはなかったが塔や威厳のある仏像を見たなあという記憶がある。
そしてみやげ物が売っているところを見つける。今まで激安旅行でやってきたので、みやげなんか買うものかと思ったが、コスパの安い。小判型メダルを買う。400円だった。小さく起き場所に困らないので長い間持っていて、それを見るたびにこの旅のことを思い出そうと思う。ここから桜と琵琶湖湖岸を見つめる。寺の訪問はこの旅で一番よかった。
次に大津市歴史博物館へ向かう。向かう途中に寺を出たところで水路を見つける。これはあの教科書で有名な琵琶湖疎水ということ。琵琶湖疎水、学校の教科書で東京に首都が移ったころ活気が少なくなった京都が巻き返しを狙って琵琶湖から水を引いて水力発電などをやり、その電力で電車などを走らせていたということを習ったなと思い返した。教科書に載っていたものが見れてよかった。
そして坂の上にある大津市歴史博物館へ到着。桜が咲いていて桜の花を食べた。苦かった。ここも数回は訪れている資料館を見て回ったら大概同じと思ってしまうが、爆弾のオブジェと肉付きのいい仏像が印象に残った。一番の思い出は来館者に賞味期限が切れるのでプレゼントしてくれたインスタントアルファ米と保存飲料水をくれたことだ。帰って食べてみたら美味しかった。普段なら買わないものだった。
そして、博物館見学を終え、再び大津京駅まで中距離を歩く、途中、響けユーフォニアムのラッピングの京阪電車を見た。また駅までの途中で当時話題になっていた統一教会の支部を見た。大津京へ到着。夕方に近づいてきたので駅のホームで待つ人も多かった。そこから実家へ戻る。長い時間、鈍行列車に乗って帰宅。あれから数年たった。そして買った小判型メダルを執筆中に見返す。俺は金持ちで幸せになってやるんだと素直に願った。