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アルファポリスで3年ほど前に書いてたやつです。

途中で非公開にしましたが、こちらでぼちぼちと書こうと思います。

 

 西暦20XX年7月21日、夏休み初日。

 帰宅部の俺、千歳優理(ちとせゆうり)は、夏休み初日に予定などなく友人から借りたゲームをしていた。


「よしクリアだ。次のゲームは」


 友人から借りたゲームのパッケージを開けると、そこにはパッケージとは違うゲームソフト。俺は何も気にせず、ソフトをゲーム機に差し込む。


 プレイするとムービーが流れ、ゲームタイトルが流れる。 


 これはたぶん乙女ゲーというやつだ。あいつがノベルゲーもやっていたのは知ってるけど、まさか乙女ゲーまで手を出していたとはな。

 別に男がそういった趣味があったら駄目って訳ではない。ただ、意外な趣味があるんだなとおもっただけだ。


 俺はそのままプレイを続行する。俺にこういった趣味はないが、折角借りたゲームだ。つまらなかったら辞めればいい。案外、やれば面白いのかもい知れないしな。


 ◇◇◇◇◇


 数時間後、一人の攻略キャラをクリアした。

 このゲーム以外と面白い。西洋風の世界観と魔法という概念。そしてヒロインが庶民の出からある事件をきっかけに王子と親密になり、そこから王族騎士団長や王子の弟などと攻略キャラが増えていく点。ただ一つ難点があるとしたら、幾人かいるライバルキャラの一人に、主人公にちょっかいを出すキャラがいる。

 そのキャラが主人公に行うのは幼稚な悪行。主人公をハブってお茶会をしたり、変な噂を流したり、主人公の恋路を邪魔したりとそこまではまだいいものの、最後には、主人公を毒殺しようとまでするのだ。

 毒殺の計画は当然ばれ、そのキャラこと悪役令嬢ユリー・クラットは処刑される。


 俺に似た名前、優理とユリー。

 似た名のキャラが悪役で、最終的には悪事がバレて処刑される。気分がいい訳がない。

 彼女の名前が連呼されるたび、自分と重ね、いつの間にか俺にとって妙に愛着があるキャラになっていた。


「こいつと和解するルート、こいつが死なないルートはないのかな?」


 俺は気になりスマホでこいつの生存ルートがあるかを調べた。

 知恵袋に同じことを質問している人がいる。


 質問者『ユリーというキャラが好きなんですが、彼女が生存するルート。彼女と主人公が和解するルートはありますか?』


 回答者『ありません。残念ですが彼女は必ず無残に死にます。また、本作のDLCでは他のライバルキャラのヒロインになって既存の攻略キャラや新たな攻略キャラとストーリーを楽しむことができますが、ユリーだけはありません。ユリーの友人ですらプレイできるのにメインキャラのユリーだけここまで不遇なのは私も疑問です』


 やはり彼女は死ぬようだ。

 俺はスマホの画面を落として、布団に包まる。


 あーなんか不快だ。

 なんでユリーはそもそもあんな性格なのだろうか?

 ゲームだからと言ってしまえばそれで終わりなのだが、主人公にだけそこまで執拗に悪戯をし、毒殺までしようとするのは普通はおかしい。


 俺はそう考えていると突如と眠気が襲ってくる。普段やらないノベルゲーをやったからか文字の見過ぎで睡魔が来ている。


 ___俺は気が付くと眠っていた。



 

はっきりといいます。

ストックは多少ありますが、モチベが上がり続かないと厳しい戦いです。

再度書こうと思った理由はマインドが変わったからですが、応援が欲しいのです。




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― 新着の感想 ―
タイトルとあらすじで気になって読んで見ました。まだ1話だけなので何とも言えません、話のストックやモチベーションは大事ですよね、続きが気になるので無理せずに頑張って完走して欲しいと思っています。
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