機械オンチ、日本郵便を一度疑い、結局助けられる
ある病院を予約した。その病院は初診前に問診票を事前に書いて来院する仕組みになっていた。電話予約した際に、問診票を郵送かメールかどちらがいいか尋ねられた。
機械オンチの私は迷わず「郵送で!」と答えた。初診日の予約が五日後(しかも土日を挟む)だったため先方は『え? メールじゃなくて?』という雰囲気だった。でも、私は郵送を選んだ。
私の(勝手な)予定では土曜日には問診票が届くのではないかとふんでいた。しかし、土曜日になっても届かない。日曜日はもちろん届かない。(郵便局が土曜日は休みだと最近知りました。 (*´Д`*))
ここで日本郵便に疑いを抱く。配達物を廃棄しているのではないか? 間違えて隣のマンションに配達したのではないか?
問診票が手元にないまま予約当日の月曜日を迎えてしまった。幸い予約は夕方だったので、月曜日の午前中に問診票が届けば問題ない。しかし、月曜日、私は他にも予定があり家で問診票が届くのを待っている訳にはいかなかった。
どうすればいい……どうすればいい……と30回くらい唱えた後、病院にメールして問診票を送ってもらおう! と決断した。メールをするとすぐ返信があり、文中に『申し訳ありません』みたいな文言があり、いえ、私が悪いんです、と謎の罪悪感を抱きながらおそるおそるWEB問診に答えていった。
が、しかし、ここで機械オンチ炸裂である。
入力する文字が急にでかくなったり、◯をつける項目では、どうやって◯をつけるの? となったり、枠内からはみ出した場所で症状が入力されたりした。
「んがー!」と心で叫んだ。
でも、諦めずに最後まで入力した。そしていざ送信! 送信ボタンを押した後、送信済みボックスを確認するも何も残っていない。
! ! !
どこ行った! 我が問診票よ!
こうなれば一度疑ってしまった日本郵便を信じるしかない。
昼過ぎ家に戻った。どきどきしながらポストを開ける。そこには病院からの封筒があった。
よかった! ! !
日本郵便を一度でも疑って申し訳なかった。こうして機械オンチの私は結局、日本郵便に助けられたのだった。
読んでいただき、ありがとうございました。