表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
終焉王女と覚醒騎士の王国創世記  作者: 織姫
第2幕 女王と騎士の初行幸

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

84/104

第27話

「わたくしを捕らえると言うなら捕らえなさい」

「なに?」

「ですがわたくしは女王陛下の近衛騎士。それが証明されたなら――」

 兵たちは詰め寄るわたくしの気迫に押され後退りします。この程度で怯むとはなんとも情けない私兵です。

「あなた方の愚行を陛下は決して御許しにならないでしょう」

「っ⁉」

「ウィレットでしたか。陛下はきっとその者も罰するでしょう」

「そ、それは……」

 狙い通りの反応です。王領を治める貴族ならわたくしの名くらいは知っていて当然、つまりわたくしへの無礼はウィレットという貴族の名を汚すことになる。そんな脅迫めいた忠告の効果は覿面でした。しかしながらわたくしはウィレットという名に心当たりがありませんが、眼前の兵士たちにそんなのは関係ありません。

「不敬罪で捕えると言うなら構いません。ですが――」


――エリィ!


「――アリス様⁉」

 当然聞こえた声に振り返ると人だかりを掻き分け、わたくしの方へ向かって来るアリス様の姿がありました。

「エリィ! 大丈夫⁉」

「アリス様! どうしてここに⁉」

「様子見に行っただけなのに遅いんだもん」

「も、申し訳ありません」

 心配したと言うアリス様に謝罪するわたくしを周囲の野次馬たちが見つめます。兵士たちや彼らに捕らわれた露天商もわたくしとアリス様を見つめますが皆が状況を飲み込めていないようでした。

「ア、アリスリーリア様……?」

 誰かがアリス様の名を口にしました。その瞬間、わたくしたちを囲む人だかりが俄かに騒がしくなります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ