密会
懲りもせず彼側(⌒-⌒; )
ん? 彼側じゃなくてもいいか? どっちでもいいか(╹◡╹)
白いカーテンがふわりと風に揺れている。
柔らかな日差しの中、ハードカバーのページ本を丁寧に捲る音だけがこの世界の音の全て。
離れた席で見守る自分の心音が伝わってしまうのではないかと不安になりながらも見詰める事をやめられない。
もし、気づいてくれたなら、なんとしよう……。
目を合わせる自信がない。
死角からそっと見守るしか出来ないつまらない自分。この恋心を知られてはいけない。
本と埃の匂いの籠るこの場所の今が至福の時間。
いつまでも続けばいい…。
本を繰る音と遠くから伝わる僅かな音たち…。
唐突にくぐもったチャイムの音。
パタンと丁寧に短く乾いた音がひとつ。
密かに自分の耳に終わりを告げる。
自分も片付け、鞄を手に出入り口へ。
本棚へ消える影を視界の隅に収めながら、そっと廊下に出た。
また、明日…
ちょっと暗めの見守り型( ̄▽ ̄;)
あと一つ、見守り型を投稿予定。
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