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デスゲームにようこそ

目を覚ますと俺は知らないところにいた。

目の前には大きなモニター、それ以外は何もない空間にいた。

周りには沢山人がいた。全員俺の知人だ。

なぜこんなところにいるのかみんなわからないらしい。みんな困惑している。

普通知人がいたら安心して話しかけたりするだろう。俺が話しかけないのには理由がある。

こいつら全員、俺をいじめているからだ。

なんでこんな密室にいじめっ子集団と一緒に入れられなくちゃいけないんだ。

そもそも、どうしてこんなところにいる。俺は確か…



俺はいつも通り学校に通っていた。

とあるいじめっ子集団にクラス替え初日で目をつけられてしまったらしい。毎日いじめられていた。

俺は鋼のメンタルってのを持ってるらしく、特に辛いとはおもわなかった。

「ねぇ伊織、飲み物買ってきてよ」

「あ、俺も俺も!コーラな」

「あたしはミルクティー。30秒以内にね」

「はいはい。セイラがミルクティーでハルトがコーラな」

いや飲み物代ちゃんと出せよ なんで俺の自腹なんだよ。

俺はめんどくさいなと思いながらも自動販売機でコーラとミルクティーを買った。

「よしっ…やるか…」

俺はコーラを勢いよく振った。

「オラオラオラオラ!!」

「よし、まぁこれぐらいでいいだろ」

これぐらい振れば開けた時に勢いよく吹き出すだろう。あとはミルクティーだ。

俺は持っていた空の水筒を取り出し、ミルクティーを全て移した。

そして空になったペットボトルに水道水を入れ、絵の具をいい感じに混ぜれば、ミルクティーの完成。

「はい、買ってきたぞ」

「遅いわよ!」

「待たせんじゃねーよ!」

遅くなっただけなのに殴られた。が、綺麗に肩に命中。

ここ丁度こってたんだよな〜さんきゅー!いいマッサージだわ。

「はぁ…ったく…」

「ってわぁぁぁぁぁ!?」

勢いよくコーラが吹き出した。引っかかったな馬鹿め。

「ちょっと!あたしにもかかったんだけど!」

「もう最悪!ベタベタじゃない!!」

そうキレながらセイラはミルクティーを一口…飲んだ瞬間吹き出した。

「ゲッホゲッホ」

「ちょっと!!何なのよこれ!?」

え、何って色水…間違えた。

ミルクティーだよ。


小さい頃に教わったんだ、親に。

「やられたらやり返せ」って。

だからやり返してる。相手はいじめてる気なのだろう、だが俺には一種の遊びでしかないと思っている。


他にも「遊びの種類」はある。俺の物を盗んだり、机に落書きをしたり、急に水をかけられたり。

いや漫画で見るようないじめだなって思う。

これはほんとに遊びにすぎない。時々、酷い時がある。それは

階段から突き落とされることだ。

「(次は音楽だな…)」

移動教室の時に階段を降りていた時

急に背中を強く押された。

が、俺は運動神経が結構いいらしい。すぐに階段に手を着き、側転して床に着地する。

「ふーっ!丁度側転したかったし早く降りれてラッキーだわ!ありがとうな!ユウキ!」

いじめのグループのひとり、ユウキは物理的に攻撃してくる。

それを俺はこんなふうに感謝してみせる。

「チッ」

俺がいじめを楽しんでるのが気に食わないのか、俺が苦しんでるところを見たいのか、どんどんいじめを酷くしてくる。俺にはやっぱり遊びとしか思えない。

ユウキが物理、セイラが精神、ハルトがパシリと水かけ…

こいつらがクラスの中心人物で、逆らったら酷い目に遭うことがわかってるからか、いじめられてる俺を見て見ぬ振りする。お前らいじめを見て見ぬ振りしちゃ駄目って習わなかったのか?小学校と中学校行ってない感じ?


そんないじめっ子達と俺がどうして今ここにいるのかわからない。

そもそもここはどこなんだ?まさか、職員室か?

ついに誰か勇者が先生に報告したのか?伊織がいじめられてる、と。

ついにこの遊びも終わりなのか〜短かったけど楽しかったな。

すると突然俺達の目の前にあったモニターの電源がついた。

そこには暗いパーカーを着た人が映っていた。顔はフードで見えなくなっている。

俺らより年下…?か、同い年ぐらいに見える。

「あーあーあー…聞こえるかなぁ?」

え、声かっわよ。

「あ!ボイスチェンジャー付け忘れちゃった!」

いや何やってんの?

「あーあー聞こえるか?」

声が急にキンキンとしたニュースで声出ししたくない人が編集で変えられる声みたいになった。

「君たちに集まっていただいたのには訳がある」

そりゃ理由あるだろ。理由もなしに人を集める馬鹿はいないだろ。

「君たちには今から…命をかけてゲームをしてもらう」

まじかよ。

「えーっと…これを…なんて言うんだっけ?」

デスゲームだよ大丈夫か?

「あ、そうだデスゲームだ!」

「君たちには今からデスゲームをしてもらう」

「私はゲームマスターだ」

「君たちの中で生き残れるのは1人だけ、安全に帰れるのは1人だよ」

急に怖いこと言うな。

「いろんなゲームをしてもらって最後に生き残った人だけが帰れる」

うんデスゲームってそういうものだからね。

「それでは、頑張りたまえ」

「そんなに心配しなくても大丈夫だ、ゲームは結構簡単だ」

いや俺が心配してんのお前だよ。てか簡単なら死者でねーわ。

何だよこのゲームマスター…

馬鹿すぎるだろ…!?


ある意味不安しかないデスゲームが始まった。

小説初投稿です。

途中日本語がおかしかったりしますがお許しください。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 面白いです! ゲームマスターがうっかりものなのが良いですね [一言] これからも頑張ってください!
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