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悪役令嬢、言い放つ、天才?バカ?たかが《し》じゃねーか、こんなもん

作者: 秋葉竹



いや〜、ごめんなさい。

このタイトルのことですけどね、謝ってるのは。

じつは、ですね。


悪役令嬢、ってタイトルに入れときゃなんとかなるって、少なくともこの、『小説家になろう』ではなんとかなるって、てか、まぁ、お読みいただく読み手の人の数が、倍じゃ済まなくなるって、過去、経験させていただきまして、そうさせていただきました。


って、まずはタイトル前半のお謝り。


で、その次。

たかが《し》じゃねーか、こんなもん、のとこ。


『たかが歌詞じゃねーか、こんなもん』


みたいなタイトルの歌詞集というか、なんというか、ちょうど、中島みゆきさんや忌野清志郎さんなんかの歌詞が、いわゆる当時の「現代詩」を《超》えていると持て囃されていた時代がありまして。

いや〜、ずいぶん前のことですよ、ゼロ年代どころか、世紀末よりもまだ前のことだと思いますよ。

で、それらの歌詞集の中でもひときわ売れた(と思いますよ、だって作者が作者だから)本のタイトルが、それ。

作者、というか作詞の方は、だれあろういまだ日本で一番好かれているミュージシャンのひとり(なんだろうな、私はさほどでもないけど)桑田佳祐さんです。

けっこう、過激なパフォーマンスを計算ずくでやる(ちょっと毒ある?)、って有名な桑田さんらしい歌詞集のタイトルの付け方ですよね〜。


桑田さんの歌は、好きですね。

ほとんどのヒット曲は、おそらく(うまいへたは別にして)歌えると思いますよ。

でも、私にとっては、決して大好き、ではないんですよね。

そつなくじょうずになんでもこなすなぁ、って、すごく器用な人なんだろうなぁ、って。

そんなイメージですかね。

いや、べつに私が桑田さんに勝ってるところなんてただの一つもないのは重々承知していますよ。

けど、私と比べてもはじまらないでしょ、だから私はたとえば先ほど名前を挙げさせていただいた中島みゆきさんや忌野清志郎さんと比べさせていただきますけど。


悪いなぁ、私。


こんなことわざわざ書く必要ないのに、しかもタイトル大部分盗作させていただいているのに。

桑田さんを貶すんだ。

悪いわ、私。


悪すぎて、私、これじゃどこかの悪役令嬢みたいじゃね?

花咲く乙女たちの少女漫画の、あの、イライザみたいな。

まぁ、彼女の図太さや、強さや、弱さににさえ、憧れるとこも多々あるけど、じっさい三次元の生身の体であんなテンプレの悪役やるのもしんどいしなぁ。


だから、やっぱ、やめる。


《比較なんて、しない。

ただの心の形成要素の話ですからね、その人の。だれが好きか、どんな歌が好きか、なんてね。》


とまぁ、じつは、これを書きたかった、わけでして。

この言葉を書きたいだけだった、わけでして。


だから、あらゆる《し》は、だれかから尊ばれ、だれかから貶され、だれかからやっかまれ、だれかの心に入り込むのだろう。


《し》は、《詩》でもいいし。

《死》でも、いい。


《し》は、心に入り込み、あるいはもしかしたら私自身が体験したようにカラダの中にさえ入り込むかもしれない。



あの詩を読んで彷徨ったあの海の街で橋の上からみたあの夕日を、いまだにありありと思い出せたりする、泣泣。


また、あの人に死なれて、穿たれた胸がいまだに穴があいたままだという笑えない痛み、笑笑。


そして私の拙い詩は、唐突に終わる。


だれの心に、どんなささやかな風も起こさないまま、だ。


でも、私の場合、詩を書くことで心の隙間にそっと私自身の優しさを見つけることができたりするから、それはそれでいいと思う。


いや、そうじゃない。


いまやノスタルジックとなった昭和からリスペクトし続けている、悪役令嬢イライザではなく、底抜けにあっかるい天才でバカな《あの》パパのように、言いたいなぁ。


これで、いーのだッ!


って。






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