6 王都到着
今回は少し短いかも
すみません
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二日が過ぎ、三日目の朝
「フォン、少し外見てみろ 王都が見えてきたぞ」
「ほんとですか!?」
お爺様にそう言われて、外に顔を出すと、遠くの方に城が見えて、すぐ先の方は、関所らしきものが見えた。
「うぉー、なんかスゴい!」
「どうじゃ、スゴいじゃろ」
「うん、お爺様」
そう頷きながら、王都をみて胸をときめかせていた。
「フォン、王都に着いたら何がしたい?」
お爺様が聞いてきて、僕は外を見るのを止めて中の方に戻った。
「うんー、町を見てみたい!」
「そうか、なら一緒に行こうな」
「うん、楽しみに」
そう言っている内に関所らしきところに着くと、兵士の一人がこちらに来た。
何か話しているようだが、あんまり聞こえなかったが、少しすると、兵士は元に戻って馬車が進んだ。
馬車の中のから見る王都は、いろんなお店や面白そうものがあったりと、とても凄かった。
「お爺様、面白そうお店やものがあってスゴいですね」
「そうかそうか、ワシの家に着いたら一緒に行こうな」
「はい、お爺様!」
そう答えて、僕はまた街を見た。
☆
いろいろ見ていた間に、お爺様の家に着いた。
中に入ると、白髪のお婆様がいて、僕の方に寄ってきた。
「フォン、こんにちは、久しぶりね」
「はい、お婆様、こんにちは!」
「来たばかりだけど、フォン、その髪を染めましょうか」
「すぐやるのですか?」
「あら、少し休んだ方が良い?」
「いえ、大丈夫ですけど、てっきりいろいろ説明してからかと思っていました」
「普通はそうかもだけど、髪を染めるのは少し時間がかかるからね」
「そうなんですか!?」
一度目や二度目の人生では、染めたことがなかったため、少し驚いた。
「それに、フォンが街を見たいって言ってるしね、出来るなら速い方が良いでしょ?」
「はい、ありがとうございます、お婆様」
「なら、早速ね、準備し終わっているから行きましょ!」
そう言って、僕の手を取って向かった。
☆
染め終わって、鏡を見ると白からよくある茶に綺麗に染まっていた。
「うわぁ、スゴい!なんか別人みたい!」
僕が少し感動して、言うとお婆様は僕の顔を見ながら言った。
「そうね、別人みたいね、けど茶髪じゃなくて他のでも良かったかもね」
「そう、僕はこれで満足だけど」
「まぁ、フォンが満足ならそれで良いでしょう」
鏡の僕は、とても違和感があって、その原因の髪を触ってると、お婆様に注意された。
「フォン、あんまり髪を触らないこと!」
「は、はい てか、髪さわっちゃいけないですか?」
「そうよ、あんまり髪を触ってると髪の色が落ちちゃうじゃない」
「落ちる?、触るだけで?」
「そうよ、髪はとても繊細だからね」
「じゃ、お風呂とか入ったら落ちるのですか!?」
「そうだけど、どうせあんまり入らないでしょ」
「いや、入りますよ!」
「え、入るの? 染めるだけでも少し傷むのに
お風呂に入ったらもっと傷むじゃない!」
「そうなのですか?」
「そうよ、さっきも言ったように髪は繊細なのよ」
そうなのか、知らなかった。
そういえば、前世ではハゲていたけど、てっきりストレスでなったものかと、
もしかして、ハゲたの、毎日お風呂に入ったせいなのか?
なら、気をつけよう
「分かりました、お風呂に入るのは控えますし、髪を触るのも気をつけます」
「なら、よろしい」
お婆様がそう言ったあと、メイドがやって来て
昼食の準備が出来たことを伝えてきた。
「フォン、昼食も出来たようですし、行きましょうか」
「はい、お婆様」
そう言って、お婆様と一緒に向かった。
☆
「おー!別人みたいじゃの!」
食事場に先にいたお爺様が、僕を見てとても驚いた様子で言った。
「しかし、何度も見てきたが、髪ひとつでこんなにも変わるのか」
「何驚いているんですか、私のやメアリのを見てきているんですから」
「それもそうだが、フォンのは、初めて見たし」
「そうですか、まぁ、いいわ、けど髪に触らないようにしてね」
「分かっているとも、触らないから」
お爺様とお婆様が話している内に、料理が運ばれて、食事が始まった。
食事中は、お爺様に行きたい場所を具体的に聞かれたり、何が欲しいとか様々なことを聞かれたりした。
食事が終わり、やっと街に行けることになった。
結構楽しみだったから、地味に嬉しい
前世では、貴族街しかほとんど行かず、街の賑やかなところは行ったことがない。
だからこそ、今回はいろいろ巡りたい。
そう思って、馬車に乗って庶民街の中心部へと向かった。
これからも頑張ります!