2 情報集め
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熱も下がり、健康になって母親からの許可もおりた俺は、屋敷の中を探索することにした。
俺の部屋を出ると、記憶の中にある様子と違うような感覚になった。
「なんか、違うな 同じところでも違和感なるな」
体が小さいため、テコテコと歩いてると、屋敷の中で、最年長のメイドのマシリアに会った
「フォン様 おはようございます」
「おはよう」
「お身体は、もう大丈夫でしょうか?」
「うん、もう元気だよ」
「それは何よりです」
「マシリア、僕が寝ている間に何かあった?」
「いえ、特にはありません」
「そう、ありがとう、じゃ、またね」
ここ数日は、特に何かなかったのか
何かあれば、この頃の記憶が思い出せるかも知れないのな
その後、屋敷を歩いてると、いろんな人に挨拶をされた。
「フォン様、おはようございます。お身体は、大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ」
「フォン様、大丈夫ですか?」
「うん、元気だよ」
「フォン様、もう少し休まれた方が」
「いや、もう大丈夫だから」
こんな感じに挨拶をされたが、ほぼすべて、体のことを言われた。
結構俺が倒れたことが驚きだったらしい
よくわからんけど
朝早く、屋敷をうろついていると、もう一度マシリアに会った
「フォン様、食事の時間ですよ」
「そう、分かった、今から行くよ」
「病み上がりなので、私が運びましょう」
「いや、元気だから、良いよ」
俺がそう断ると、
「いえ、何かまたあったら心配ですから」
そう言って俺をひょっいと、持ち上げて行った。
抱かれながら、俺、そんなに軽いの、とちょっと心配をした。
☆
食事部屋に着くと、既に家族が揃っていた。
「フォン、遅いぞ、早く座りなさい」
そう言って来るのは、
俺の父親であるフランツ=ベアグラートである
「はい、お父様」
そう言って座ると、料理が運ばれ食事が始まった。
周りを見ると、俺が前世で家督争いをした、
ルーズ=ベアグラートと
その母親のカタルナ=ベアグラートもいた。
前世では、ルーズ自体悪くなかったし、ベアグラート家がある、この国では、長男が継ぐことが多いから、俺が邪魔しなければ、当主になれたけど、そのせいで、俺が苦労した。
そんなことを思うと、だんだんルーズに腹が立ってきた。
「フォン、どうしたの? 手が止まっているよ」
「いや、大丈夫ですよ! お母様」
「そうなの、でも、体調悪くないの?」
「ほんとに大丈夫ですから!」
「なら、いいけど、体調悪かったらちゃんと言いなさい」
「はい、分かってます」
考えいたら、お母様に手が止まっていて、心配された、けど、心配しすぎじゃないかな?
それとも、俺がおかしい
食事を食べ終わると、家族全員がどこかに行った。
俺も、勉強があるから勉強部屋に行った。
☆
部屋に行くと、懐かしい先生がいて驚いたが、
そういえば、俺、五歳だったわ
勉強が始まると、言語から始まった。
言語はまず自国の言語から始まって、ある程度出来るようになると、周辺の国の言葉を勉強するため
前世の記憶がある、俺はある程度余裕を勉強ができる。
しかし、わかっているから、つまらないなと思っていると、うとうとしてきた、あ!やべ、このままだと寝てしまう
「これは、進むという意味があります、ん、フォン様、どうされましたか?」
「いや、何も」
「では、何故、寝ているのですか?」
「いやー、目をつぶっていただけです」
「そうですか、なら、今開いているページの最初の文を読んでください」
「これは、ベアグラート家は侯爵の位を持ち、主に外交をメインにしている」
あれ、なんか先生が驚いている、何故だろう?
「フォン様、今は28ページのところを勉強しています」
28? 今、何ページだ?
教科書を見ると、56ページ
いやー、眠かったから適当にやってたら、こうなるのか、気を付けないとな
まあ、良いや、どうせすぐに終らせるつもりだったし
「先生、僕大体、わかるので、この授業を無しにしてください」
「ほんとに解るのですか?」
「はい、他の言葉もある程度解ります」
「解りました、今日は、ここまでにします、しかし、明日、テストをするので、それで合格点まで取れたら、授業はフランツ様に言って無しにしてもらいます」
「はい、よろしくお願いします」
次の日
俺は、先生が持ってきた自国の言語 周辺の国の言語テストを楽々解き、言語授業の時間は自由の時間になった。
何かあったなら、どうぞ、言ってください