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2章 -4-

新たにブックマーク2件の方、ありがとうございます!

ご評価も新たに1人、しかも高得点ありがとうございます!

今後も頑張っていきますので、どうぞ宜しくです!

「ふぅぅぅぅ、死ぬかと思ったぁぁぁぁぁ」

 とりあえず全速力はやめたものの、そこそこ早いペースで空を飛ぶ。

 ドラゴンは背後にも見えないのだが、まだ心臓がバクバク言っているので思わずスピードが出る。

 やっぱり調子に乗るとダメだった。

(ま、自分の力量が見られたということで良しとしよう)

「これはまだまだ修行が必要だな」

「……あんまり危ないことしないでよ?」

 腕の中の南雲が言った。

 まだお姫様抱っこ継続中だが、不安定なためか、南雲も俺にしがみついている。

 強化魔法のおかげで疲労は軽微だが、どこかで着地して背負い直したい。

 このポジションだと膨らみを感じられないし。

「何でだよ。危ないことにならないための修行だろ?」

「普通に暮らしてたら危ないことなんてないわよ」

「とは言ってもこんな世界じゃ何があるか分からないだろうよ」

「そうだけど……」

 南雲なりに心配してくれているようだ。

「ま、無理はしないよ」

 俺も死にたくないし、痛いのも嫌いだ。

(てか、さっき対応可能っていったのは?)

 少し落ち着いたところでミズキたちに話しかける。

『別に倒せるとは言ってないでしょ』

 まあ、そうだけど。

『でも、力の使いようによっては今の悠太でも十分対応は可能だったかと』

 カグラさんまでそんなこと。

 対応可能ってどういう状況を言っているのだろうか。

 マジで手ごたえが無かった。

 無かったというか、あったんだけど伝わらない。

 地面とか岩とか殴った方がまだ手ごたえがあるってものだ。ドラゴンってやつはどんな細胞をしているのやら。

 確かに拳はヒットしたのに、びくともしなかった。

 今回はたまたま追われなかったから良いものの、次も無事だとは限らない。

 そもそも、他にももっと危険な怪物がいるかもしれない。

 そう考えると、理想のまったり異世界ライフのためにも怪物に怯えなくて良い強さは必要だ。

 南雲には怒られそうだが、もっと修行をしておこうとこっそり決心したのだった。

今回は切りどころの関係でちょっと短めです。

次回も早めにアップします。

ご評価・ご感想宜しくお願い致します。

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