14 そっくりなのは
前回、「今回と次回は〜」っていいましたが、この次回も木名子目線です!すいません!
「あ………ちょっとまって、忘れ物したかも」
学校から歩いて五分。木葉は気まずそうにそんなことを言いだした。
「…何忘れたの」
私は呆れ混じりに尋ねる。木葉はスクールバックを漁り出しながら、
「え〜っと………英語のノート、かな。これ宿題で必要なんだよな…ないと困るんだけどぉ…」
と、焦り気味に答えた。今度はしゃがんでスクールバックを漁ったが、
「ごめん!速攻でとってくるから!まってて!」
…やっぱりなかったようで。木葉はそれだけ言い残して学校の方に走っていってしまった。
「あはは…いっちゃったね…」
佐藤さんは苦笑した。私も、
「う、うん…」
と気の無い返事をした。
…………………
……気まずい。
…でも、この気まずいは、普通の気まずいとは少し違う。いや、本当は純粋に沈黙が気まずいっていうのもあるのだけど…私の気まずいは、『言いにくい』って気まずさだ。
私と佐藤さんは、似てると思う。
厳密に言えば、『昔の私』に。
だから木葉が佐藤さんを気にかけた時も納得したし、同時に佐藤さんの存在が気になった。
だから佐藤さんのことが心配で、言いたいことがあるんだ。
でもそれが、自分語り…のようなもの、だ。しかも知り合って間もない相手に。自分でも気持ち悪いと思うし、確実にウザがられる。
また、それを言おうとする時点で自分は結局、昔と変わらないうざくて…嫌われるようなタイプなんだろうな、と自嘲してしまう。
気まずい。さすがの私でも言いにくい……けど。
私はしばし思考して、覚悟を決めた。
不本意だろうけど、折角木葉がくれた機会なのだ。
嫌われるようなタイプでもいい。私が言いたいのだから。
「佐藤さん。ちょっと話があるんだけど…」
後半の木名子、これだけじゃ……ていうか私の語彙とセンスがなさすぎてよくわからないですね。次回はこんどこそ木名子の過去が明らかになります!お楽しみに!




