町にいこう!(名前きまったし、町じゃなくて村に行けそう(笑))
名前決まった!
おはよう!少女の状態で寝て起きたら、ディアンが僕のことを抱き枕にして眠っててびっくりした。
神龍だよ。名前はまだない。というか思い出せない。昨日はディアンのせいで名前が決められなかったので今、僕を抱き枕にして眠っているディアンに八つ当たりという名の罰を執行します。情状酌量なんてありません。刑罰執行です。せ-の・・・・
「起きろっ!!」
【バヂンッ】
「ぎゃんっ!」
ディアンの頬を加減するようにしてはたいたらいい音がなって、ぼくらの寝ていた洞穴に鳴り響いた。
僕にはたかれたディアンは、奥のほうまで吹っ飛びボロボロになったが恍惚とした笑みをうかべていた。傍から見ると、正直いって不気味だった。そんなディアンはほっといて昨日できなかった、名前決めをはじめよう。でも、正直いって自分が考えたなかで特にいいなと思っていた、『リュ-ン』にしようと思いま~す。
反論は認めない。というか認められていない。てなわけで、名前決定しました。ディアンの足音が聞こえるので、ディアンが戻ってきたら、この洞穴からでて町か村を探そう。でも、町より村のほうが見つけやすそうだから、やっぱり村を探そう。うん、そうしよう。
「主~、痛いじゃないですか。」
「ごめん、ごめん、起きるときどうしても邪魔だったから、手加減してはたいたんだけど。」
「普通におこしてくださいよ・・・・。」
あれ、ディアンのこの反応もしかしてだけど、ドⅯが治った?よかった~、いつまでもあの調子だと、八つ当たりしてしまいそうになるから(やつあたりしたけど・・・。)たいへんなんだよね~。よかった、ドⅯって、治るものだったんだ。本当に良かった。
「そういえば、主。」
「ん、なに?ディアン。」
「もう一度、頬をはたいてくれないか?」
だめだ、やっぱり治ってなかった!!一度でも治ったと思った僕がバカだった。今目の前にいるディアンは恍惚とした顔をしている。うん、あきらめよう。なんかしてきたら、躊躇なく殴ろう。うん、そうしよう
僕の心の平穏のために・・・・・・。
「はたいてくれないのか?」
なんか、めちゃくちゃイライラしてきた。ここは、彼女のお望み通りとはいかないが殴っておこう。
「おらあっ!!!」
「ごぶっ!」
僕のこぶしがディアンのお腹にクリ-ンヒットした。そして、また洞穴の奥にとばされていくディアンだった。よし、ディアンはほっといて村へ行こう!
「じゃあな、ディアンおまえのことは忘れない・・・たぶん・・・。」
こうして僕は、二人旅を開始した。(一名行方不明)
森の中---------------------------------------------
「流石に森は広いな・・・・。」
僕は、森の中を一時間くらい歩いていた。ここらへんで、冒険者とかに会えたら好都合なんだけどな~など考えながらもりを突き進んでいた。
「ぎゃあああ!たすけてくれえ!!」
お、これはテンプレじゃないかな?ここで、なにかに襲われている冒険者(?)を助ければ村とかに案内してくれると思う、うん、そう思いたい・・・。よし、そうときまれば助けに行こう!僕は声の聞こえるほうに突き進んでいった。
「大丈夫ですか~っと。うわ・・・・。」
「お願いだ!たすけてくれ!「グワアアアアア」ひいっ・・。(がくっ)」
冒険者が僕を見て助けを求めてきたがすぐに気絶した。冒険者はそのまんまにしておくとして、いつまでも下を向いているわけにもいかないので視線を前のほうに戻すと、目の前には巨大な熊が立っていた。二メ-トルくらいかな、僕の身長は120cmぐらいだから結構大きく見える。うん、僕小さいんだよね。普通の少女だったら足がすくんで逃げられないんだろうけど僕、神龍なんだよね・・・。そのおかげかまったく怖がらずに熊に向かって行けた。
「あぶなっ。」
僕が考え事をしていたら、熊が僕のことを攻撃してきた。僕は難なくその攻撃をよけた。というか熊の動きがスロ-モ-ションのように遅く見える。僕はそのとき、チ-トだから当然か、と思った。自分の動きが速いというのは分かるし、旅にでて早々血まみれになるのは嫌だったのでそこらへんの石を拾って投げることにした。
「えい。」
「ギャッ」
熊の頭部が消し飛んだ。あれ?石ってこんなに強かったっけ、僕は手加減したつもりなのに・・・。
僕は思った。もっと加減するようにしようと。あ、冒険者が起きた。よし、はなしをきいたら村に連れってってもらおう。
「大丈夫でしたか?」
「ありがとう、嬢ちゃんのおかげでたすかったよ。俺の名前はカイルよろしくな!」
「僕は、リュ-ンです。こちらこそよろしくお願いします。そういえば、カイルさんはここで何をしていたんですか?あと、村ってどこにあるんですか?」
「質問の多い嬢ちゃんだなあ。俺がこの森にきたのは依頼をこなすためだ。」
「依頼ってなんですか?」
「説明が必要か?」
「はい。」
「じゃあ、説明するぞ。依頼ってのはさっというと『報酬を払うからこれをやってくれ』みたいなものだ俺が森にいたのはジャイアントベア-を討伐するためだ。」
「依頼を受けるときって、掲示板に貼ってあるものの中から自分のすきなようにとってうけていいんですか?」
「いや、依頼にはランクがあって依頼にかかれているランク以上のランクじゃないと受けられないんだ。詳しくいうと俺が受けたジャイアントベア-の討伐がランクⅭじゃないと受けられないんだ。だけど、おれはランクⅭだから受けられるということだ。」
「死にそうだったのに?」
「そ、それは忘れてくれ・・・。」
「まあいいです。それで、助けたんですから村まで連れっていってください。場所がわからなくて森の中でフラフラするのは嫌なんで。」
「ああ、いいぜ。嬢ちゃんは命の恩人だからな。」
カイルさんは村に僕を連れていくことを快く承諾してくれた。今は午前中だから、夕方ごろには着くらしい
僕はそれを聞いて村までの道中カイルさんと談笑しながら歩いて行った。
ディアンのことなど、すっかり忘れて・・・・。
読んでくれてありがとうございました。
次も早くだせるようにがんばります。
プリン、たべながら。