第7話 前は後の先を行く。
イフロが無限人の女性に性的な行為をした後、部屋に戻るとエナマが文字を食べていた。
「アイシュワリア⌘すらクソゴミだったな」
イフロがエナマにそう言うと
「そう……しかしまあそうじゃ無いと次の相手であるソヨテナ・コホニヨミには絶対に勝てないだろうななぜなら彼女には『最強』の『完全なる絶対前提』を持っているからな」
エナマはそう言う
「なんぞそれ? 」
イフロが疑問を投げかける。
「『最強』っていうのは何かわかるか、イフロ? 」
エナマがそう言うと
「最も強い、という事だろう」
「そう……最も強い。そして『完全なる絶対前提』とは、文字通り………いや文字以上だ。例えば魔力無限と世界量1を比べた時、強いのは世界量2だなぜなら、魔力とはわかりやすく言えば法則や現象を再現し構築する力だ、それに対して世界量とはわかりやすく言えば法則や現象を変更または創造する力だ、つまりいくら魔力で法則や現象を再現し構築しても世界量により法則や現象そのものを操作されるからな。そして世界量1よりも世界量∞の方が強い、なぜなら1より∞の方が大きくそして世界量とは大きい方の法則や現象が適用されるからな、同じ理屈で世界量∞より世界量∞^∞、世界量∞^∞より世界量N0、世界量N0より世界量η、世界量ηより世界量⁂、世界量⁂より世界量⌘の方が強い。しかしアイシュワリアの方が世界量⌘より強い、なぜなら世界量も⌘もその他あらゆる全てがイシュワラヴェータの中にありアイシュワリアはイシュワラヴェータを好きにできるからだ、しかしアイシュワリア1の方がアイシュワリアより強い、イシュワラヴェータはイシュワラヴェータ1の中にありアイシュワリア1はイシュワラヴェータ1を好きにできるからな、そしてアイシュワリアは⌘の領域で終わるアイシュワリア⌘より上の者はいない何故ならアイシュワリア⌘はイシュワラヴェータ⌘というイシュワラヴェータ⌘以外の表現や表記は劣化にしかならないイシュワラヴェータ⌘を好きにできるからだ。しかし『完全なる絶対前提』に関係はない。例えばどんな表記表現をしようが関係ない、なぜなら『最強』の『完全なる絶対前提』であるソヨテナは最強である前提があるからだ。例えば『最強』という存在があったとする、その『最強』に近ければ近いほど強くなり『最強』から超越を含めた逸脱をすれば強さを完全に失う、なぜなら『最強は最も強い』という事は無制限の強さであり、絶対的な強さであり、確実な強さであり、強さという要素そのものである、それゆえ『最強』から外れると強さはなくなり、強さがあると『最強』の劣化した模倣でしかないからだすなわち『最強』は最強そのものであるがゆえに最強という事だが、『最強』の『完全なる絶対前提』のソヨテナには関係ない。『最強』は最強そのものであるがゆえに最強という前提の前ににソヨテナが最強という前提がつくからだ、つまりソヨテナは最強という前提があるので『最強』は最強そのものであるがゆえに最強だろうがなんだろうが関係ない。たとえ『最強』は最強そのものであるがゆえに最強でさらに『最強』はイシュワラヴェータ⌘の領域でどんな表現表記をしようと絶対に覆る事は完全に無い。であろうが関係はないなぜならソヨテナは最強という前提だからだ。『完全なる絶対前提』が覆るとしても関係ないなぜならソヨテナが最強という前提だからだ。たとえソヨテナが最弱という前提でも関係ないソヨテナは最強という前提だからだ。『完全なる絶対前提』はあらゆる前提より優先される前提であるため、物事の起点となる前提や前提という前提より優先されるのはソヨテナは最強という前提だ。つまり『完全なる絶対前提』とはそう言うことだ」
エナマはそう言う
「ふーん」
イフロがそう言っているとソヨテナとの試合が始まった。
「私、ソヨテナ」
ソヨテナは最強という前提で敗北した。
イフロが『無彩の世界』から出る
「ふっふっふ……ソヨテナを倒すとはやるな私は『勝利』の『完全なる絶対前提』である、テノニセ・キアナツソ……君が倒したソヨテナより勝利するのは難しいなぜなら『最強』すら『勝利』の一要因でしかないからな。君は私に敗北する」
貴族風ないでたちの男である。テノニセはイフロにそう言って、挑戦状を叩きつけた。
「いいだろう。今すぐにでも受けてやる」
イフロがそう言うと
イフロとテノニセは『無彩の世界』にいた。
テノニセは勝利の前提があるためイフロに勝利した。しかしイフロが勝利した
「な……なぜ? 」
テノニセが問いかける
「ふっ……『完全なる絶対前提』ね。実に低レベルだ、だがただ圧倒的な力で叩き潰すのも芸が無いと思ってね、君と同じ領域『完全なる絶対前提』で戦ってあげたのさ。『敗北に対して勝利する』という『完全なる絶対前提』を作ってね。つまり俺は君にじゃなく敗北に対して勝利したのさ」
イフロがそう言うと
「『完全なる絶対前提』を作るそんなの……つまり……最低でもS級No.3のカヒムシ・カネンオと同じ領域じゃ無いから……」
テノニセがそう言った。