第5話 インフィニティ・インフィニティ
最弱とは言えS級に勝利したイフロは有名人になり100億人の女性といやらしい事をした後部屋に戻ると挑戦状が置いてあった。
「よしやるか」
イフロは挑戦を受けることにした。
◆◇◆◇〜3日後〜◇◆◇◆
「お前がイフロか……俺はヤハナヤ・サカナラだS級でも下の中に近い下の下の実力を誇る。エトラントとは格か違うぞ」
若いような若くないような緑髪の女性であるヤハナヤはイフロに中指を突き立てながらそう言った。
「結局下の下かい……」
イフロが首を呆れたように振る。
「ふっ……そんなでかい口を聞けるのも今のうちだけだ。私の世界量はお前の無尽蔵にでかい口よりはるかにでかい……いやでかいと言う表現は間違いか、まあいいやとにかくすごいのだからな」
「へーどのぐらい? 」
「ふん! いいだろう聞かせてやる。私の世界量は∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞^∞……(^∞を無限回繰り返した)であるN0」
N0秒かつ152秒かつ0秒ヤハナヤが喋った後に
「終わった? 」
イフロにそう言うと
「いや、まだだ。N0は無限の終着点でもある。しかしそれは数えることができる無限でのことだ、これからは永遠にN0の領域で数えたとしても決してたどり着かない数えることが出来ない最初の無限N1、そしてその次のN2と続くそしてN∞とたどり着きさらに大きくなり最後はN0領域のNとなりNN0となるそしてN1のNであるNN1となり最終的的にはNNNNNNNNNNNN……(Nがひたすら続く、数え上げることが出来ないので終着点は無い)である『η』となる。」
ヤハナヤの話がη秒であり0秒であり186秒であり−13秒続く。
「……やっと終わったか? 」
イフロは途中でつい神を作り上げてしまったが作った神を捨ててヤハナヤに話かける。
「いやいや、まだまだ。さらにだ∞、N、ηはもちろんの事、全ての整数、全ての有理数、全ての実数、全ての複素数、全ての数を含めた量である最大かつ本質的かつ絶対的な無限である『⁂』」
ヤハナヤの話が時間なんぞ関係無い領域で続く。
「よし! 終わりだな! 」
「いやいやいや、まだまだまだ。⁂すら超越する何もかも文字どうりあらゆる全ての頂点に立つ、大きさや数と言う概念を完全に超越した大きさである『⌘』が私の世界量の大きさだ! ふっふっふ……何も無いと⁂の差より⌘と⁂の方が絶対的な大きさの差があるぞ! 」
「終わった? 」
イフロが飽き飽きした様子で聞くと
「 ふっふっふ……お前は長いと感じたな私にかとっては長くなかったぞ、つまりそれが私とお前の差だ! 私の勝ちだ! 」
「意味がわからん」
「⌘なんて簡単な事が分からないなんてお前の知能指数は⌘級に低いなだな」
「⌘じゃ無くて長いの感じた方が負けと言うお前の⌘級のバカ理論だよ。あと世界量だけじゃなく態度やウザさまで⌘のお前よりはマシだよ」
「なにい! もう怒った! 許さん! くらえ! 」
⌘の世界量が全てイフロを完膚なきまでに不利にし敗北へ導こうと襲いかかかる。
イフロに何も起きなかった。
イフロは何もしなかった。
それと全く同時にヤハナヤは真の意味で究極的に敗北した。
「俺にとっては⌘も世界量も下らないものだったな」
イフロはそう言った。