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第4話 矛盾した正しい法則論理

イフロはA級最強のサガを出し倒した後ふとある疑問が浮かんだのでエナマに聞いてみることにした。


「なあ、サガ無限大の魔力量だったけどA級だろ? S級ってどんな奴がいるの? 」


イフロの問いにエナマは


「うーん、色々いるけどS級最下層は『世界量』が基本だね」


「世界量? 」


「そう世界量……わかりやすく言えば自らが内包し自由に使える世界の量だね」


「わかりやすく無い」


イフロは眉をひそめる。


「うーん、そうだな……まず世界は自身を自在にコントロールできるんださらに自在にコントロールというのは全てを知るを超え全てを出来るおも超えた領域でコントロール可能だつまり全知全能を超えた超知超能とても言うべきかな、しかし基本的に世界は世界でありそれ以外の何物でもないためひたすら自らの世界の法則を運用し続けているんだ。しかし意識のある者の中に内包された世界は別だその世界はそのものの意思によりいかようにも法則や現象を出し自在に変化させる。そして世界量とは自らが内包し自在にコントロール出来る世界の数であり1つでも世界量が小さいと小さい方の世界量は自らの世界全てが意味を失い世界量が大きいほうの世界量の世界の法則や現象が適用される、そして世界量が同じ大きさだと世界量に関しては相互不干渉状態になるね。しかし世界とは無限大の大きさと自由度を持つ、本来無限大とは『限りが無い』『最も大きい』と言う概念であり何をそれ以上大きい物は無い。だが世界を単一あるいは複数またはそれ以上を内包ということは無限大以上に大きいという事になるね」


「あれ? じゃあ矛盾している事になるじゃん」


エナマの話にイフロは口を挟む


「そう矛盾している。しかし現に世界を内包している物はいる、ではそれはどういうことかそれは『矛盾定義(アルサニリサン)』で説明がつく『矛盾定義(アルサニリサン)』わかりやすく言えば100㎞より長く1㎜より短い直線や2以上1以下の数字などの矛盾している内容を矛盾したまま扱う事だねこれにより本来なら最も大きいという概念の無限大より大きい存在の説明がつくね。まあ『世界量』と『矛盾定義(アルサニリサン)』この2つがS級をS級たらしめている要因だね矛盾を矛盾しまま扱うゆえに常識外、世界と言う最大の規格を超えたゆえに規格外、そしてそんな人知を出し超えたものを知り理解するゆえに人外……そういうことさ」


「ふーん、しかしそうなるとよくこの世界や『無彩の世界(トーラシ・リアル)」』は大丈夫なの?」


イフロはそう聞く


「ん? ああ……この世界や『無彩の世界(トーラシ・リアル)』は厳密には世界じゃ無いから大丈夫だ」


「ふーん。まあいいや」


イフロが本でも読もうトーラシするとドアノックしたメイドが入ってきて挑戦状を出したので決闘を承諾した。


決闘相手の名はエトラント・サカロハ……S級最弱の男だ。ちなみに決闘日時は3日後だ。


◆◇◆◇〜3日後〜◇◆◇◆


「ほえほえ、ワシはおぬしを倒してS級最弱じゃなくなるんじゃ! 」


ヨボヨボのお爺さんであるエトラントはプルプル震えながらそう言う。


「いや、無理だろ」


イフロが言い返すとすると。


「あ!? 何じゃって!? 」


エトラントが聞き返した


「死ねよボケジジイ。お前なんて家族から邪魔者扱いされてみんなから嫌われている老害だからな今すぐ死ぬことがお前が最後に出来る世の中に対する奉仕だから即刻自殺しろ」


「今のは聞こえは無いフリじゃ! 引っかかりおって! その歳でボケているとは哀れなもんじゃの〜。ついでにワシはS級だからファイトマネーがっぽり稼いで家事も手伝っておるかしワガママも大して言わないから家族から邪魔者扱いされているどころか必要とされとるし、近所の飲み会にもいつも誘われているから嫌われておらんのじゃ」


「何言ってんだ? とうとう痴呆症になってしまったか……かわいそうに今すぐいい老人ホームを紹介してあげるよ。そこはいつも利用者の老人をいじめる事で有名なんだ! うれしいだろう、お爺ちゃん」


「ホッホッホ、いい場所じゃのお〜。おぬしの老後にぴったしの老人ホームじゃな」


「やれやれやはり痴呆症だな。俺はお前の老人ホームの話をしていたのであって俺の老人ホームなんてしてないから。ボケジジイはしゃべんな」


「ホッホッホ、しゃべるわい。アーランソーレンヤーレンラーメン」


「やれやれいい歳こいてこんなバカみたいなことしか言えないとは物悲しくなってくるな」


「ホッホッホ、そう思うなら負けてくれんかの? 」


「負けて欲しいの? やだ」


「ワシの世界量は1グーゴルプレックス。知っておるか10^100^100じゃ! 1の後に10の100乗の数0がつくんじゃ! すごいじゃろ! だから負けるのはおぬしじゃ! くらえ!!」


10^100^100分の世界の全てがイフロを終了させようと敗北させようと消滅させようと押し寄せる。しかし終了し敗北し消滅したのはエトラントの方であった。


「まあ所詮は最弱だな」


イフロは10^100^100+1の世界量でエトラントを押しつぶした後そう言った。


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