施設
※昔から思っていたことを著しました。
社会や家族に対する怒りと悲しみを込めています。苦手な方はご遠慮ください。
朝4時。何も持たずに家を出た。いいや、追い出された。
手元にあるのは、41円が入った財布だけ。
私はこれからどうやって生活すればいいのか。
親に頭を下げれば、たったそれだけで済む話である。
でもそれは「施設」に戻されるも同義。それだけは嫌だ。
「施設」の生活は凄まじいものだった。
上に立つものが好き勝手に命令し人間を操る。ロボットのように。
そこに人権とか、法律とかいうのは一切関係ない。「施設」には「施設」のルールがある。
楽しいことなどひとつもない。仲間は、皆同じ苦しみを味わっている者ばかりだ。
共に助け合って、支えながら暮らしてきた。でも私は耐えられなかった。
そして、私は遂に「施設」を逃げ出したのだ。
親はもちろん、そんな私を許してくれなかった。
厳しい罰が私に下った。ご飯も、住まいも、何もかもを失った。
ただ、頭を下げれば済む話なのに。
私はそれができないでいる。
実際の生活と創作をごっちゃにしたものを書いてみました。
私は親と話すことが世界で何よりも苦しいと、小さいころから思っています。
親の都合で振り回されて、反抗すれば金を盾に従わせようとする。
そんな社会と人権を軽視する行為への怒りを、文にしました。