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見上げれば 世界に一つの 座がキラリ
星空に思いを馳せる夜の1コマを切り取った一句.
山羊座とか,蟹座とか...今日の占いでしか見たことない.
そう思って,星座を調べて,空を見て,きっとこう思うだろう.
「これが蟹は無理あるだろ」と.
太古の人間の想像力は凄まじい.
星と星とを結び付け,都合よく解釈することで星々を個別認識し,生活に役立てた.
そして現代.
もう星に頼らなくたっていいほど文明の利器は進化した.
先人の知恵というしがらみから解き放たれ,自分自身の「座」を作ってもいいじゃないか.
あ!あれは「毛ガニ座」だ!
あっちには「タカアシガニ座」も!
「カンジャンケジャン座」だ!
「スンドゥブチゲ座」!
「キムチクッパ座」!
「ウェイパー座」!
「座・シュウマイ」!
座・チャーハン !
座・から揚げ
座
取り敢えず生一つで.
セカラシモ・マタギ・ミルキーニ(432~)




